今時のデザイントーン
でねー。今日はキタチョーセン核実験のショックで、なんか楽しそうな事書く元気と勇気をしばらく無くしてたんだけど、ホントはそーゆー話したかったんじゃないのよ。この所、ずっと久し振りのストーリー漫画原稿を描いてた。そろそろ仕上がりそうなので、先日足りないトーンを買いに行ったんだが、なんか近所の画材屋(inスーパー)にはマトモなトーンがほとんど無くてね。それをブチブチ言いたかったのさ。
売り場にずらっと並んだトーン。うちの辺りじゃ、トーン置いてる店があるだけでも拝まねばならない(田舎なので…)のだが、これが。タテセンも点グリグリもなく、その大半が今時のコテコテした「柄トーン」ばかりなの。なんせ長い間、複雑なトーンワークの必要な原稿はほとんど描いてなかったので(^^)、探してもこんなに無いとは思わなかった。あるのは点描に集中線、フラッシュにカケアミ、金網まで。明らかにアシスタント技術の高い誰かが原画を描いたと思われる、アミの樹木シルエットとか。思わず「そのくらい自分で描けー!」と叫びたくなる。大体、すごく不思議なのだが、一面のフラッシュならまだしも、集中線や効果なんて、ちょうど描いたコマの構図にピッタリはまらないんじゃないの?それともトーンに合わせてキャラ描くのだろーか? 金網なんて、遠近や斜めの場面だったら、とたんにサイズ合わなくなるじゃん。私は元々柄トーンの似合わない絵柄なので、今回はハーフトーンとグラデくらいしか使ってないす。
…探しても、必要なトーンが全て見つからなかったもので、都合20年くらい前に買っていまだに持っている(^^)(^^)昔のトーンを引っ張り出して貼りました。やや黄色い気もするが、今でも充分使えます。凄いなあ。トーンは腐らないし、そんなに劣化しないんだね。長い事一般の「漫画原稿」の世界から遠ざかっていたけど、今では昔みたいな技術は使ってないのかなあ。私は原稿描きながら、記憶喪失を少しずつ回復してるよーな昨今です。やっぱりアナログ作業は記憶に繋がってるね。電脳で覚えた事はすぐ忘れるけど。
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