法学…する?
すごく久し振りに、通信大学のスクーリングに行って来た。実は諸所の事情でビンボーし、当分スクーリング受けられない状態になっていたのだ。別に家で勉強続ければいいだけなんだけど、それ以来ガックリと向学心が落ちてね。このまま休学、とも思ったんだけど…また頑張る事にした。留年は確実なので(^^;)、もはや焦っても仕方ない。でも、気が付いたら教科書変わっちゃってて焦ったぜ。
何を勘違いしたのか、法学部である。日本国憲法の裏話とかは面白かったけど、本格的な現行法となると、どっから理解していいのかサッパリ分からなかった。大体、今頃法学やってどうする気? 資格でも取れると思ってんの?…とか、自分をしっかり見つめ直して考え込んだ。でも、「法」で運営されているはずのこの社会が、現実には暗黙の了解だけで動いてるような気がして、法ってのは本当は何なのか、しっかり知ってみたい気持ちはある。どんなに「やってはいけない」と説明しても、理解する気も無く、へーきで自分勝手する人間も随分増えたよな。でも、法が無意味になったのではない。むしろ逆だろう。例えば飲酒運転。ついこの間まで、「いけない事だけど、ちょっとくらいなら目クジラ立てなくていーじゃん」という空気だったのが、「いや、すごく悪い事だ」という認識に変わってきたのだとしたら、それは明らかに法規制や取締りが厳しくなったおかげなのだ。そんなん、お上に怒られる前に自粛しろよ!と思っても、倫理観が勝手に発展して世の中が良くなる事はまずない。それが現実。昔のように、「年長者なら立派」「権威ある人間なら立派」なんて概念は通用しなくなりつつあるのに、一体何を頼ればいい?…法しかないじゃないか。人間が立派でないなら、法に立派になってもらうしかない。
とはいえ、法学なんて「難しい」どころのレベルじゃないしな。(- -;)まあ、じんわり真面目にやってみるしかないでしょう。人間は法に支配される。支配するところのルールを法という。でも、それをわざわざ「学ぶ」のは、実は使いこなす為なのだと教えられた。使いこなせるくらいになってみたいもんだし。担当の先生が、よく話が脱線する(^^)面白い先生なので、たまに裏話も出る。…国会議員の裏話。憲法第51条で、「両議院の議員は、議院で行った演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない」となっている。つまり、国会議事堂にいる間は何言っても許される。だから!今時はほとんど口にされなくなったような差別用語でも、平気で言い倒す事があるらしい。時々(つーかつい昨日ありましたね(^^))問題発言するのも、日頃の心がけがソレだからなんだろうな。と、妙に納得した。法で許されていると…人間て図に乗って何でもやっちゃうから恐い。
しかし、なんだな…六法全書をマクラにも踏み台にもせず、ちゃんと読まねばならないなんて…私ごときに完遂できるとは思えないけどなあ。(←バチアタリ発言)
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