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2007年5月30日 (水)

藪の中

ZARDさんの「事件」については、痛ましいし、警察の判断もまだ下されてないし、そもそも私はそんなに曲も知らないし、何を言っても憶測にしかならないから書くべきではないと思っていた。でも、「抗がん剤」という言葉が頭に引っ掛かってずっと考えていたら…はっと思い付いた(やっと、というべきか)事があったので少し書かせて下さい。以下は憶測というか、私の勝手な推測です。すみません。

子宮頸がんという事で、全摘されたそうである。子宮を失うだけでも女性にとってはかなりの痛手なのに、それが肺に転移。これは滅多にない事だそうだ。しかもよりによって場所が肺。彼女はシンガーである。歌手にとって肺活量は命じゃないか。普通、肺がんは早期発見で切除すれば治る。でも、この人は歌手であるが故に切除はせず、抗がん剤を選んだのではないか。抗がん剤治療はかなり辛い。髪も抜ける。その上、がん細胞もやっつけるが正常な細胞もかなりダメージを受けるようだ。これほどの苦難を受けた上に、やはり肺が弱ったのだとしたら。…大体、彼女がそんな病状だったなんて一体誰が知っていたのか。事務所の方針だかで世間にほとんど露出してないから、ファンだって知らなかったのでは。そんな事と分かっていれば、「歌で励まされた」人達が、お礼にどれ程励ましを送ったか知れない。しかし、こんな事態になるまで何も分かりはしなかった。だから、ファンが「病気を乗り越えて」と応援する事もなかった。それなのに、作る歌、期待される歌は「明るく前向きな人生の応援歌」である。自分がそんなに苦しいのに、人からは励まされず、一方的に人を励ませと言われたら… 私だったらアバレますがね。この方は真面目で控えめだったのだろうし。

何か、人が本音を何も語らないで亡くなる事件が続いてるような気がする。今時はこんなネットの片隅にだって、本音を吐く場所はあるというのに何故だろうと思う。謎は謎のままにしておいた方がいいと思う人間もいるだろうが、本当の事が知られていれば、あるいは命が助かるケースだってある。「神秘」で片付ける方が残酷か、あるいは「真実」を掘り返す方が残酷か私には分からない。だが、一つだけ確かなのは(この事件も、その前に書いた事件も)、どこかの組織的な力が事実を封印した為に謎ができた、という事だ。これは大自然の神秘なんかとは違うものなのである。

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