大勝と大敗の日
うわー… 選挙が終わったが、ほんとに与党が惨敗してしまった。確かに、こんなに投票日ギリギリまで問題が出まくった内閣は他になかった。今までは与党閣僚に問題があったり疑惑があったりしても、せめて選挙期間中くらいはいい子のフリをしているもんだったが。なんか終盤になればなるほど集中力というか、結束力が落ちていく感じだったものな。まるで豪雨で地盤が揺るみ、足元が崩落していくかのような。与党が批判されるのは仕方ないとしても、真剣にやってる人間までかなりこの崩落に巻き込まれたのかと思うと、何とも痛々しい。
ただ不思議なのは、マツオカ問題とかアカギ問題にしたって昔から、もちろんコイズミ時代あったもので、決してアベッチの時代に突然悪くなった訳ではないと思うのに、いまだにコイズミは好感度が高くてアベッチは最悪だという点だ。ただ、コイズミは身辺調査はちゃんとやっていたらしく、こういうのを閣僚には入れなかった。人を見る目はあったんだろう。その分格差やら自民党分裂やらの置き土産も残したが、何故かマキコ以外誰も責めない。講演すれば笑いも取るし。…それに引き換え首相の方は、なんか喋れば喋るほど不信感を煽るのね。同じ事を繰り返すだけなので「もう黙ってたら」という感じになる。これはトークの下手さ、という問題ではない。どこまで行ってもキッパリとした結論が見えない不明感から来る不快さなんだろう。ほんとに国民が求めているのは「ハッキリした結論」「証拠」なのかも知れない。何が起きてるのか分かる事。どうやら続投したいみたいだが、この首相でそういう爽やかな処理が出来るのかしら。満身創痍のマスゾエさんが倒れねばいいが。
だからって。(- -)大勝したミンシュトーのマニフェストも、その通りに実現したら大変な金が掛かる事は間違いないのだ。それを全部消費税で賄うとしたら、20うんパーセントくらいの税率にしなきゃいけないそうで…皆さん払えるのだろうか。お金持ちだね。じゃー頑張って働いて、たっぷり税金払って下さいね。うちは多分餓死します。(- -)(- -)税金の無駄遣いを無くせば全部賄える、ような事を言ってるが、無駄遣いがどれだけで、具体的にいくら、いつまでにどうやってそれを減らし、どういう形で財源に回すのか、肝心な事はまだなにもハッキリしていないから、大丈夫だろうとも言えない。「中身の分からない不快さ」という点では、目くそ鼻くそだと思うのは私だけだろうか。政治もこの先急展開していくんだろうから、こうなったら見守るしかない。…ちなみに世界情勢も急展開している。イラク派遣をやめたらどうなる? 中国と仲良くなったアメリカと疎遠になりFXも買えず、北に睨まれて韓国にサッカーで蹴られる。そうこうするうちに温暖化は進む。ガソリンは上がる。こんな時代に求心力を発揮して事態をまとめるなんて、並大抵の人物に出来る事ではないと思うんだが… せめて、災害の起きた時に政府内が混乱して動けない、なんて事態にならない事だけは祈っている。自然災害だけが災害とは限らないけどな。
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