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2007年10月19日 (金)

砂糖星人の陰謀

伊勢の名物が営業禁止になった。不二家問題が起き、白い恋人問題が起き、赤福問題が起きて私が考えたのは…「甘過ぎるお菓子は怪しい!」とゆー事だ。砂糖を大量に使う程日持ちするものな。必ずしもそうとは限らないかも知れないが、これらのお菓子、実はどれも私が一度食べて「あ…甘過ぎ!とても食えない!」と投げ出したものばかりなのだ。まあ白い恋人も赤福も、お土産のおすそ分けをもらっただけで、自分で買った訳ではないのだが。一度食べて以来、どれも二度と手を出そうとは思わなかった。

不二家の記憶はアップルパイだ。食べたのはまだ学生の頃かな。なんで食べる事になったのかは忘れたが、おごってもらって買ったのかも知れない。私はアップルパイが大好き。切る時当然、「パリッとした皮にりんごの甘煮がたっぷり詰まってる」のを期待した。…が、皮の中には何故か固めの「ケーキ」のような物が詰まっていた。そのケーキの中に所々りんごらしき物体。ひたすら嫌に甘いだけで、りんごの味なんて全く分からない。「なんだこれ サギじゃん!」と私は怒り、それ以来二度と不二家は食うまいと思った。それから長い年月が経ってあの騒ぎ。今にして思えばあれは、パイ皮の中に古くなったケーキとりんごを詰めて再生したものだったのでは…と疑っている。全くの誤解かも知れないけど。

白い恋人はやや最近。お土産のを幾つか分けてもらった。おおこれが北海道名物か…と期待して食べたらやっぱり甘さが凄かった。何とかチョコレート部分をのけられないかと思ったが、チョコのけたらクッキーも破壊されるし。お土産だから「こんなに甘くては」とは言えず、これはオイシイノダの無理に思い込んで食った。赤福食べたのも結構最近。お土産の箱の中のをひとつだけ味見したら(^^;)…みなさんよく食べられるな、こんなの… 転げ回りたくなるくらい甘い。中心部の餅に辿り着くまで、あんこ、ひたすらあんこ。他の成分は入っておらず、何の救いもない。思うに、私と同じく「ちょっと甘いと思うけど、せっかくお土産に貰ったんだから美味しいに違いない」という思い込みで食べていた人も結構いるのではないのか。でも、「赤福好きだったのに」という声も多いらしいから、世間の味覚は私よりずっと甘い物好きなのかも知れない。私がちょうど良いと思うあんこの甘さは「あずきアイス」くらいである。それ以上に甘かったら、あずき食ってるのか砂糖の固まり食ってるのか分からないと思うんだけどな。

赤福は「作りたて」を売りにしてたそうだから、信頼を裏切った罪は大きいだろう。まして古いあんこを転売するなんて… ちょっと想像がつかない悪質さだ。不二家なんかより再生の道は厳しいと思う。ただ、お土産なんて大体、観光客が少ない時は長い事棚の上で晒されている可哀そうな商品なんだよね。今でこそ消費者が新鮮さを求め、食品基準や賞味期限を気にするけど、昔であればあるほど、地方の「おみやげ」は長い間棚の上で埃をかぶっていたし、「名物にうまいものなし」とか言って、世間もそれ程質になんかこだわってなかった気がする。老舗でこういう事件が発覚するのは、そういう所ほど昔の体質がそのまま残っていて、新時代に合わせた企業努力をして来なかった証拠なのだろう。そりゃそうだ。何か新製品を開発する訳でなし、だから作り方を変える訳でなし、それでも確実に一定数は売れるから危機感もなし。何も変わらない商売、というのは、ある意味「官僚の腐敗」と全く同じ道に堕ちて行く。人間も企業も、常に新しい物を目指して改革したり、このままでは潰れる、という危機感を持って必死に頑張るという面がないと、現状維持どころか「ダメ」になっていくものなのね。

ともあれ(^^)甘過ぎるものには気を付けよう。うちのご亭主やまくんは甘いものが全くダメだ。だからうちでお菓子を作る時は、レシピより砂糖を10~20gは減らす。彼は市販のアンコなんか食べたら、赤福でなくても転げ回って苦しみ、「これは人類をみんな糖尿病にしようとする、砂糖星人の陰謀だ!」と叫ぶ。そんなオーバーな、と思っていた。が、ある時、お茶請けに貰ったあんこ菓子を1~2ヶ月くらい鞄の中に忘れていて、ふと思い出して包装紙を剥いて食べたら…どこも味は変ではなく、普通に食べられたのだ… その時私はなんか「本当に恐い」と思った。

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コメント

管理人様

唐突な書き込み失礼します。糖質制限を軸に自然科学や
現代社会の知られざる情報を追求するgiga8plusと
申します。

管理人様は糖質漬けの現代人が圧倒的多数の中でも
まだ味覚障害でないようで安心しました。


同時に、あまりに重宝する記事でしたので
記事の参考文献として使用させて頂きました。


あの問題で賞味期限が切れた一方、
商品は劣化していない点で矛盾を感じておりましたが
やはりその様な拝啓があったのですね、、、。

同時に、こういう事件が起き続けると
ご当地名物にしてはでなく、ご当地だから偽装した様にも伺え、あの知名度や規模って何だったのかと思わされて
しまいました。


一方、国民もこういった物には惜しみなく浪費して
一切疑わないのに、賞味期限が切れたり
放射能が話題になれば簡単に廃棄するのを見ていると
判断力の低さに呆れさせられます。

投稿: giga8plus | 2014年8月24日 (日) 11時35分

2007年の記事にコメントを頂きまして、
正直驚きましたが…
読んでいただいてありがとうございます。

この頃は、割と遠慮なく企業名を書いてましたね。
私のてきとーな文章を、参考にされたとかで
申し訳ないような気もしますが…

思えば、あれから色々な食品偽装のニュースが流れました。
先日も、あの頃とは比較にならないほど悪質な事件が起きたし。
でも、某中国を始め、世界には日本と桁違いに食品事情の悪い国もあるのかな…とも思う昨今です。

最近は甘さ控えめのお菓子も増えたと思うんですが、やはり砂糖の使用量はとんでもないままなのでしょうかね。

投稿: いくたまき | 2014年8月25日 (月) 03時00分

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