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2007年11月19日 (月)

連帯責任の果て。

モリヤ問題に対して何か書こうと、以前から考えてはいるんだがまとまらない。まだ真相も…大体想像が付くとは言え確定してないし。何も悪い事してないとか、政治家は全く絡んでないとか、そういう事だけは有り得ないだろうけど、正直国会なんかで喚問する事に何の意味があるんだろう。偽証すれば偽証罪になるが、「記憶にない」「ほんとに忘れたのうー(んな訳あるか!)」と言っちゃったら偽証にならないし。そんなに正直に話す訳ないもんな。時々喚問で追及する議員をテレビで見て「こいつら刑事の才能ないな」と思った。犯罪に問える事項でないと検察は調べられないかも知れないけど、やっぱり別の監査機関で別に調べないと国会が停滞するだけじゃないのか。国会開催だって税金掛かるのだろう。(- -)ネットに1日2億円とあった。(- -)なんでそんなに掛かるのか全く分からない。(- -)

で…それを言いたかった訳じゃなくて。防衛省の問題だけでなく、最近色んな事件が起きるたびに「関連するものみな同罪」みたいな流れになり、世の中の全てが停滞気味な気がしてどうも気持ち悪い、と言いたかったのだ。看板屋のやまくんによると、某大手建設が鉄骨減らしちゃった事件のせいで、最近建築関係の書類審査にいやに時間が掛かるようになり、仕事が進まないそうだ。無実でも「ここもやってんじゃないか」と疑われ、じっくり審査される訳だね。逆に言えばそれまでは「大丈夫だろう」と簡単に審査してた訳ね。もちろん、それでも大丈夫なくらい信用は守られてたって事だろうけど。食品でも「あれも偽装これも偽装、もーみんな信じられない!」とか言ってたら食べるものがなくなる。ご近所で恐い事件が起きると子供も外で遊べない。学童保育が必要って話になる。何か有名な機関に事件が起きて信用が失墜すると、社会全体が動き難くなるもんだ。無くても良かった監査制度が必要になってさらに人手と経費も掛かる。どんな手を打っても、結局また別の事件が別の方面から起きてメタメタに。いたちごっこだ。この先、世の中はもうどう頑張ってもスムーズに動かない気がしてならん。結局全てのシステムを造り直すしかないのだろうか。でも、システムを変えたところで堕ちた人間の自浄能力はアップしないんじゃないだろうか。穴のないシステムはない。別の虫が付くだろう。

たとえば…偽装で話題の「キッチョー」も船場だけが悪かったのなら、あとの同ブランドは酷いとばっちりだ。家族が薬に手を出した場合、芸能人は一気に地位を失うのか。何かと叩かれる公務員だって、少ない給料でボロボロになるまで働いてる人種とキャリアには格差がある。病気等で本当に生活保護が必要なのに受けさせてもらえない人間がいる反面、働けるのに働かず税金を巻き上げて暮らしてる人間もいる。かつて人間は「みんな大体同じ事情」と考えても良かった。一つの立場、集団を一括りで把握してシステムを作っても、そんなに現場とのギャップは生じなかった。今は違うようだ。個人主義になった成果か、同じカテゴリーでも個人個人の格差が激しい。そういう「一人一人の事情、情報を的確に拾い上げる」「人を立場でなく、抱えている状況に合わせて認識し対応できる」全く新しい社会システムが必要なんじゃないだろうか。それはまだ誰も考え付いていない。私だって言ってみただけ。でも、何も知らないのに突然連帯責任をなすられ、本来有能に働ける人材が無意味にどんどん社会から放逐されていくなら恐ろしい事だと思うのだ。それは死ななくていい、有能な人材をどんどん無駄死にさせた旧日本軍と大差ない亡国の悪行だろう。それでなくても今時は「使える人間」がどんどん減ってるし。悪を裁く反面、「これは守るべき」というものをはっきり打ち立てないと、気が付けばなし崩しに全てが失われてしまう気がして。

と、言いながら。安全な物だってあるだろうと思いながら…やっぱり中国製食品は買えない自分がここにいる。(- -;)

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