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2008年1月21日 (月)

新風カネ掛かる外伝3

で…16日以降更新が止まっていた新風舎のお知らせ。本日21日ようやく新記事が載りました。↓

http://www.pub.co.jp/s/singpoosha/contents_singpoosha/corp080121.aspx

(- -;)…こわー。契約途中でまだ本も出来てない人達に対する言い草がこれです。要は「本は作れない」「前払い金も返せない」「損害賠償もできない」。取り逃げ。その上、既に前払い金を払った人に「残りのカネ払う気があるんなら本の制作考えてもいーぜ」て…うわあもうやーさんの脅しじゃないか。しかも100万単位ですぜ。私はとっくにボられ終わった後だが、その分本も刷られてはいる。買い戻そうと思えば出来なくもないからまだいい方だ。その買い取りも、始め4割を吹っ掛けてたが、やはり批判されたのか2割にまで値引きした。しかし常識的に倒産企業の買戻しは10%くらいだそうだから、これも「許される最高値」に設定したものと思われる。ちなみに買い取りの申込期限は2月末。それを過ぎると倉庫との契約が終わるので本は「裁断」される。どーせ捨てる物ならタダで作者に返還したっていい筈なんだが、それをやるなら当然みんな2割でも買わなくなるから、決してしないだろう。本格的に被害を受けた人達、これは黙ってないだろうなあ。

しかしネットには新風舎に同情的な記事を書いている人もいる。それは大抵、「本のヒットした」作者の方だ。そう、売れた作者には新風舎は親切で優しかったのだ。今日、やまくんが新風舎に問い合わせ電話してくれたが、(私がやるより迫力あるしね(^^))いわゆる「売れ線」の本のネット販売は続けたいと言っていたという。私は…単価を下げるためとはいえ、初版が500部と多かったのもあって半分しか売れてない。「ヒット作家」のカテゴリーには入れられてない筈。それでもamazonとかにはまだデータが載っているが、それも2月末で終わるだろう。

あくまでネット記事の受け売りだが、負債が25億。そのうち5億が新風ホールディングスかなんかという子会社。年間売り上げが46億くらい、その上印刷もせず経費もまだ使ってない、契約金の前払い分が16億くらい余ってる筈だから、この負債額は明らかに大き過ぎるという。私もけーざいの専門家ではないので良くは分からないが、「あれだけ自腹を切らず、作者から大金巻き上げてたのに負債ってどういうこと」とは思う。証拠が無いから憶測で書くのも問題があるが(- -)、使い込みか投資の失敗が原因と考える方が自然ではある。そういえば、ここの看板作家の方の原作の映画が19日から上映、という記事がずっと載ってるのね。私は関係ないから邪推はしたくないが、その配給の報酬とかはどうなるのだろう。コンテストとかもやってたが、その賞金も出ないとなると… 手を広げてただけに、補償問題は際限なくこじれそうだ。

で…私はどうするかという話。置き場もないのに、2掛けになった自分の本を大量に買い取り、自力で売るのか。(- -)売れないと思う。ぜってー売れねー。大幅値引きしてコミケで叩き売ったってハケない。前もどこかで書いたが、「欲しいと思ってくれた人は大抵買い終わった後」なのだ。僅かでも、新風舎にこれ以上お金払うのイヤッ!という気持ちもあるし、そんなに買い取ったってあと困るだけ。一つ考えてるのは、まだ欲しい人がいるかどうかホームページやブログで聞いてみて、反応があったらその分だけ買い取ろうかという事。もちろん作者直売だからサインもイラストもオマケも付けます。消費税も抜き。(でも書籍小包送料負担は以前からお願いしてる。200円前後)定価も値引きするべきなんだろうけど…今まで買ってくれた人に悪い。後から買ったらサービス同じで半額、とかだったら許せないだろう。だから今まで通り1100円+送料、ついでにお好みの特典(可能な範疇で)付き。

このブログのいちげんさんの方は「結局宣伝かよ!」とムカつかれるかも知れませんが、そういう訳で宣伝です。(^^)一応自分のホームページのアドレスを貼っておきます。私の出した本は4コマ漫画。かつて学研「6年の科学」で連載したものをまとめた。タイトルは「海で暮らす気持ち」。主人公はウミウシ。サンゴ礁の海で楽しく暮らす海中生物の仲間たちとの物語。漫画部分は90ページくらいです。

ホームページ「生玉荘」http://homepage2.nifty.com/IKUTAMA/

「海で暮らす気持ち売店」http://www.geocities.jp/ikuta_ma/umikura.html

「読んでみたい」という方がおられましたら、特に何もいりませんのでコメントをお願いします。買い取りをするかどうかの参考にしますので。「誰がそんな売れねーもん買うんだよwww」的な非難コメントは削除させていただきます。あくまで作者の参考なので。もちろん反応が無ければ、買い取りも考えねばならない。(- -)

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2008年1月19日 (土)

新風カネ掛かる外伝Ⅱ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000316-yom-soci

うわあ新風舎、とうとう本格的に倒産してしもーた。(^^;) 支援を申し出ていた出版社が手を引き、民事再生法も断念。姿勢の食い違いとか記事に書いてあるが、せっかくの救いの神に新風舎は一体何をしたのじゃ。ちなみに今電話問合せ先に掛けると、「番号が変わりました」というアナウンスが流れる。その変わった番号に掛けると、「営業は平日の10時以降でございます」と流れる。元々問い合わせは年中無休の筈だったんだが? 実はこの間も電話掛けたの。その時は繋がったんだが、変更された番号でも20回くらい鳴らさないと出なかったし、対応した人の口調は「(汗)(汗)(汗)」という感じでオタついていた。

私の本は500冊刷ったうちの半分以上がまだ売れ残り、在庫になっているという。その時はこの先も販売すると言ってたけど… 破産ではな。つまり250冊以上は帰って来ないという事になる。うちはローンで150万完済したから、80万分くらいは丸損な訳ね。本は、ちゃんと刷っているなら差し押さえになるのか。差し押さえられた後、どこかが引き受けて販売するのか。そううまくは行かないと思うが。大体、作者だってタダでは譲ってくれなかったのだ。前回書いたように元は7掛けで買い取り。それがこの間、民事再生法のお知らせの封書が来まして「作者様に限り4掛けで売らせていただきます」という手紙が同封されていた。つまり「値引きするからちょっとでもカネ出してよー」…て話。ふざけんなよこらー。(^^)もうそんな手には乗らなかったが、うっかりこれで自著を買い取ろうと代金を払い込んでいた人がいたとしたら悲劇だな。取られっぱなしで本は来ない、という事態になるかも。(確認した訳じゃないから分からないが)こういう事やってるから出資者に見捨てられたんじゃねーのか。

そんな訳で、事態の今後の対応が決定するにはまだ時間が掛かると思う。どーなるか私には分からない。ただ、私の「海で暮らす気持ち」に関しては、夏に自分で買い取った分の売れ残り、全9冊のみが手元にある。その9冊以外、この先「海暮」はこの世に存在しなくなる可能性も有り得る。当分自費で再版なんて不可能だから一気に希少本だ。(^^)一応自分のホームページで残りは売り続けようと思う。今が最後のチャンスでおまっせ。

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2008年1月18日 (金)

暫定をザンテーしてみる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000972-san-pol

民○党ほんまにバカです。ところで、うちの同居人やまくんは筋金入りのマツダマニア、ロータリーおたくの車乗りである。暫定税率には昔っから反対していた。大体、ロータリーはハイパワーという事で1.5倍を掛けられ、大型車でもないのに大型税を取られるというハンデを背負っている。その上、コスモなんかは業者推定燃料「リッター3キロ」という大食いの怪物だった。(それでも根性でリッター5キロくらいで走ってたけど… スピード高い方が燃費がいいそうだ… これ以上は聞かないで…)今のエイトは8~9キロくらい頑張ってくれるが、燃費が安いとは言えない。本来ハイオク仕様なのだが、この所のガソリン高騰に負け、最近はついにレギュラーに変えた。でも「あれー?レギュラーの方が全然調子がいい」とか言ってるから問題はなさそうだが。まあともかく、うちの近所は何故か比較的ガソリンが安い。このご時世にレギュラー145円前後で済ませてくれる。だから彼も何とかなってるのだ。これ以上上がったらアバレるかも知れない。

もちろん当然、ガソリンは安いに越した事はない。しかし暫定税率全部無くして2兆円の穴を開けて、それで本当にこの先もつのか? 新しい高速を作るだけが道路整備ではない。地方の生活道路や危ない通学路なんかの整備費だって入ってる。最近寒冷だから、この分ではまた凍結やスタッドレスで道路は傷むだろう。下手をすれば、凍結道路を溶かす事もできなくなって日本の北部は通行不能になるかも知れない。大体すでに工事中の現場を放棄したらどうなるのだ。むき出しの鉄骨は錆び、コンクリは崩れ、今までの工事の成果と注ぎ込んだうん億円の工事費用は全てパア、てな事に。ならないと言えるのか。…それでも、「だから暫定税は取っていーよ♪」とはとても言えないのが庶民なのである。(T^T)

本当の所、絶対必要な道路と整備費用だけ捻出したら幾らくらい掛かるんだろう。2兆円なのか。この金額は実はズブズブなのか。暫定税率に賛成とか反対とか言う前に、「どこの自治体が、どのくらいの道路を絶対必要としていて、それに掛かる実費はこのくらい」という試算でも出してくれなければ、税金が妥当なのかそうでないのか判断出来ないじゃないよ。選挙に向けて対立すればいいってもんじゃないと思うなあ。たとえばうちは広大な千葉なので、元々道は農道ばかりだった。それが最近あっちもこっちも、結構立派な舗装道路になっている。そんなにタンボの中にアスファルト敷かなくても、とも思うんだが、人口が増えたりスーパーやホームセンターが建てば物流も激しくなるし、必要としてる人もいるかも知れない。地方の事情と言うが、地方人だって自分の都合が分かるだけで、地方全体の事情なんて通常分かる訳がないのだ。それこそ具体例を上げ、公の場で発表してくれなければ「幾らの税金が何の為にどこに行くのか」さえ分からない。分からないから、取り合えずみんな「ぜーきん下がるなら歓迎」くらいしか思考能力がなくなる。災害なんかを見て初めて、交通が寸断される恐怖というものが分かるそうだ。コンビニに商品がないんですよ。火事が起きても消防車が走らない。誰か死にかけても救急車が来ないの。実際に「阪神淡路大震災」に遭った人が、「災害と言うのは静かなんです。音がしないんです」と言っていたのが鮮烈だった。いざという時、そういう目には遭いたくないのだ。…それでもやっぱり「暫定税取っていーよ」とは言えないのが…庶民なんだよなー。

私は本当に必要な金額が分かり、無駄を省きまくれば、「暫定税率維持」でも「廃止」でもなく、「税率大幅値下げ」くらいで手が打てるんじゃないかと思うんだが。大体タナカ・カクエー日本改造時代の税率なんだから。25%が10%くらいになれば、それでもかなり燃費は楽になろう。誰もそれは考えないのかな? だからー、選挙対立なんかしてないでさ。現実的に。

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2008年1月 8日 (火)

新風カネ掛かる外伝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000078-san-soci

はーい新○舎で「海で暮らす気持ち」という本を出してるいくたまきです。(^^)なんか、民事再生法とかで事実上倒産状態らしいっすね。私の本があまり売れなかったのも原因かな? まあ支援企業も名乗りを上げてるそうだから、本が買えなくなるって事はないと思う。大丈夫でしょう。自分の本出してる出版社が潰れたんだから喜んどる場合ではないのだが、7割くらい「わははは」と笑ってしまっている自分がいる。なんせローンに苦しめられたからねえ。ちなみにテレビ解説者がよく間違えているが、共同出版と自費出版は違う。共同出版の方が余程経費をボられるのよ。その上印税が出るくらい増刷して売れないと、作者には一銭のバックもないのよ。売り方さえ考えれば、自費出版の方が絶対儲かるのよ。

共同のメリットは①本を保管、管理してくれる(自費出版した本を自宅に積んで、売る時運搬するのって結構大変だから)②書籍コードを取ってくれる(でもこれは最近、素人でも申請すれば取れるらしい)③ネット販売してくれる(私にとってはこれが一番大きかったなあ。アマゾン、ライブドア、ニフティ、有名所には大抵置いてくれたから。ただ検索しないと出ないから、書名情報がないと結局存在は分からない) 出版したら一般の本屋にも置きます!という件だが、私は契約の時にちゃんと「そんなに多く置ける訳ではない」という話は○風舎に聞いたから、特に酷いとは思わなかった。大体この本の売れないご時世に、どこの馬の骨が書いたとも分からない本が、本屋で「売れ筋平積み」状態にしてもらえる…と思ってた方も甘いだろう。それにしても、確かに本が出た時、新○舎直営書店と「それはドコなのよ」という正体不明の書店5~6軒、しかも1冊ずつ(^^)しか置かないという事が分かった時は、やっぱり少しはサギの香りを感じたけどな。実は自分の本を持って、普通の書店に営業に回ってみた事もあるのよ。ハナも引っ掛けられなかったけど。(1000軒回れば良かったね)

で…ここで本を出す場合、最低でも20万~50万くらいは掛かる訳だよ。価格は部数やページ数、本の体裁による。作者が経費削減をしたければ、一冊単価を高くして部数を絞るしかないんだけど、私はどうしても一冊を低価格で出したかったから、初版を500部、単価を1100円で契約した。つまり500部以上売れないと印税は無い。そしていまだに500部以上売れないから、結局印税収入はびた一文入ってない。(^^)借金かさむだけ。作者贈呈文ははじめ50部。これはネットで自力で売り、完売させていただいた。(皆様ありがとう<(_ _)>)しかし、それ以上を作者が自力で売りたければ、自分の本を7掛けで新風○から買い取りせねばならない。売れなければ丸損。(まだ10冊ほど余ってますよ~)つまり、どう転んでも出版元は損しないシステムになってるんだ。売れようが売れまいが、次から次へと新刊出してたし。(つまり契約金コロガし)潰れる筈ないと思ったのになあ。

新風舎は毎月だか隔月だか、それはしょっちゅう書類を送ってきた。それは「コンテストのお誘い」「もっと本出しませんかー?のお誘い」「ネットであなたの本を広告しませんかー?(高額別料金)」超分厚い「新刊のお知らせ」…等々の重い封筒。こんなもの全著者に送るだけでも大変な経費だろうとは思ったんだがな。次々と新たな魚を漁り、釣った魚には「お刺身になろうよ」と誘うだけで、全く餌をやらない。それが共同出版だ。今時の商売っておおむねどの業界でもこういうのが多いんだろうと思う。一人一人の作家、人物を大事にするような世界は、この情報使い捨てのネットのご時世には存在し辛いのだろう。私はこれから、作品はネット配信と純粋自費出版にするつもりです。でも…「自分の作品の情報がネット各所に上がった」事だけは、私にとっては有り難い事であった。

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2008年1月 4日 (金)

涙の十段お重

2008osechi どーも明けましておめでとう。<(_ _)>と言いたい所なのだが、今年は正月からめでたくない事態となった。本宅の日記にも少し書いたけど、帰省先の伊賀上野で、亭主やまくんの母が元旦早々入院してしまったのだ。山の上だから1日は風が強く、元旦のお出掛け先で義母は風にあおられて転倒、大腿骨を骨折した。医者は「年寄りはよく折る場所だ」と処置に慣れた様子だったが、手術したら高齢だけに何が起きるか分からないとも言われた。しかも病院は混んでいるらしく、手術は8日になる。(病院は、正月早々満員御礼でした。年寄りの事故が多いんだねえ)今現在我々は千葉に帰って来ているが、手術前後は当地に居なければならないから来週また伊賀上野に戻る。やまくん、もう元気そうではあるが、この間まで自分の脳出血で長期療養していたのだから大変である。でも実の息子が居ない訳にはいかないものな。いざという時は輸血を!…と言っても、母親確かO型なんだな。やまくんはB型だ。ちなみに私はA型だ。誰も役に立たんではないか…

今年は義母が弁当屋のお重を二段注文してたので、おせちは作らなくてもいいのかと思ったのだが、これでは少ないと言うので結局また今年も作ったのだ。大晦日に頑張って八段。…なのに母親が入院だ。食わねばならない2人で計十段。無理だー!誰か呼ぼう!と思ったのに、気が付いたら結局ほとんど片付いてたね。今年は、何故かれんこんがすげー高くて焦った。ブリはやめにしたしイクラもちょっぴり。イカも高く、安い冷凍イカを探し出すのに苦労した。魚介が高いと肉類が中心になってしまう。そうすると年寄り好みでないメニューになってしまう。だから、食いたくなくて転倒された訳でもないだろうけど… 色々悩ましい。

今年のメニューはそんな訳で、いつもの出来合いの数の子、イクラ、黒豆、かまぼこに加え、いつも作る煮しめ、きんぴら、手綱こんにゃくの煮物、なます、くわい、百合根、栗きんとん。オリジナルは「かつおなまりの煮凝り(市販のをもっかい煮た。ブリの代わり)」「豚の角煮」「かぼちゃ煮付け」「芥子れんこん」「茄子の丸煮」「イカときぬさやの炒め物」「アスパラのベーコン巻」「だし巻き卵」そんなとこかな。ちゃんと恒例の雑煮も茶碗蒸しもお屠蘇もやりました。2人だけでも、一応決まり事はやらないと何となく居心地悪いから。亡くなったお義父さんがこういうしきたりをちゃんとやる人だったのでね。これも供養と思っている。

今年は年の始めからどうも、災難やドジが固まって押し寄せてる感じだ。私も物引っくり返したり忘れ物したり、色々失敗が多いし。もろに事故渋滞には引っ掛かるし。これだけ来ると、逆に「始めに出尽くして、後は災難知らず」なのだと思いたくなる。しみじみ、高齢者医療は安いままでお願いしたい。でも暫定税だって無い方がいいし、消費税も上げるな…ではもたないだろうしなあ。どこかで誰かが貧乏くじを引くのだ。出来れば「高価・フカヒレやトリュフ入りの料亭のセレブお重」なんか取ってる幸せな所に引いて欲しいものです。(T^T)

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