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2008年1月 4日 (金)

涙の十段お重

2008osechi どーも明けましておめでとう。<(_ _)>と言いたい所なのだが、今年は正月からめでたくない事態となった。本宅の日記にも少し書いたけど、帰省先の伊賀上野で、亭主やまくんの母が元旦早々入院してしまったのだ。山の上だから1日は風が強く、元旦のお出掛け先で義母は風にあおられて転倒、大腿骨を骨折した。医者は「年寄りはよく折る場所だ」と処置に慣れた様子だったが、手術したら高齢だけに何が起きるか分からないとも言われた。しかも病院は混んでいるらしく、手術は8日になる。(病院は、正月早々満員御礼でした。年寄りの事故が多いんだねえ)今現在我々は千葉に帰って来ているが、手術前後は当地に居なければならないから来週また伊賀上野に戻る。やまくん、もう元気そうではあるが、この間まで自分の脳出血で長期療養していたのだから大変である。でも実の息子が居ない訳にはいかないものな。いざという時は輸血を!…と言っても、母親確かO型なんだな。やまくんはB型だ。ちなみに私はA型だ。誰も役に立たんではないか…

今年は義母が弁当屋のお重を二段注文してたので、おせちは作らなくてもいいのかと思ったのだが、これでは少ないと言うので結局また今年も作ったのだ。大晦日に頑張って八段。…なのに母親が入院だ。食わねばならない2人で計十段。無理だー!誰か呼ぼう!と思ったのに、気が付いたら結局ほとんど片付いてたね。今年は、何故かれんこんがすげー高くて焦った。ブリはやめにしたしイクラもちょっぴり。イカも高く、安い冷凍イカを探し出すのに苦労した。魚介が高いと肉類が中心になってしまう。そうすると年寄り好みでないメニューになってしまう。だから、食いたくなくて転倒された訳でもないだろうけど… 色々悩ましい。

今年のメニューはそんな訳で、いつもの出来合いの数の子、イクラ、黒豆、かまぼこに加え、いつも作る煮しめ、きんぴら、手綱こんにゃくの煮物、なます、くわい、百合根、栗きんとん。オリジナルは「かつおなまりの煮凝り(市販のをもっかい煮た。ブリの代わり)」「豚の角煮」「かぼちゃ煮付け」「芥子れんこん」「茄子の丸煮」「イカときぬさやの炒め物」「アスパラのベーコン巻」「だし巻き卵」そんなとこかな。ちゃんと恒例の雑煮も茶碗蒸しもお屠蘇もやりました。2人だけでも、一応決まり事はやらないと何となく居心地悪いから。亡くなったお義父さんがこういうしきたりをちゃんとやる人だったのでね。これも供養と思っている。

今年は年の始めからどうも、災難やドジが固まって押し寄せてる感じだ。私も物引っくり返したり忘れ物したり、色々失敗が多いし。もろに事故渋滞には引っ掛かるし。これだけ来ると、逆に「始めに出尽くして、後は災難知らず」なのだと思いたくなる。しみじみ、高齢者医療は安いままでお願いしたい。でも暫定税だって無い方がいいし、消費税も上げるな…ではもたないだろうしなあ。どこかで誰かが貧乏くじを引くのだ。出来れば「高価・フカヒレやトリュフ入りの料亭のセレブお重」なんか取ってる幸せな所に引いて欲しいものです。(T^T)

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コメント

たいへんな事態の中での「おせち料理」は、涙の物語になってしまいましたね。それでも仕来たりを守って奮闘したのは、ご立派。
 あとの療養も気がかりですが、まずはお義母様の早い回復を念じます。

投稿: 志村建世 | 2008年1月 4日 (金) 19時04分

志村先生・
有難うございます。術後のリハビリには2ヶ月ほど掛かると言われましたが、さすがに2ヶ月伊賀上野にはいられないので、来週様子を見た後は地元の知人やヘルパーの方にお願いする事になると思います。でもお年寄りの入院の多い病院で、設備は整っているようなのが救いです。

投稿: いくたまき | 2008年1月 4日 (金) 19時34分

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