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2008年1月 8日 (火)

新風カネ掛かる外伝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000078-san-soci

はーい新○舎で「海で暮らす気持ち」という本を出してるいくたまきです。(^^)なんか、民事再生法とかで事実上倒産状態らしいっすね。私の本があまり売れなかったのも原因かな? まあ支援企業も名乗りを上げてるそうだから、本が買えなくなるって事はないと思う。大丈夫でしょう。自分の本出してる出版社が潰れたんだから喜んどる場合ではないのだが、7割くらい「わははは」と笑ってしまっている自分がいる。なんせローンに苦しめられたからねえ。ちなみにテレビ解説者がよく間違えているが、共同出版と自費出版は違う。共同出版の方が余程経費をボられるのよ。その上印税が出るくらい増刷して売れないと、作者には一銭のバックもないのよ。売り方さえ考えれば、自費出版の方が絶対儲かるのよ。

共同のメリットは①本を保管、管理してくれる(自費出版した本を自宅に積んで、売る時運搬するのって結構大変だから)②書籍コードを取ってくれる(でもこれは最近、素人でも申請すれば取れるらしい)③ネット販売してくれる(私にとってはこれが一番大きかったなあ。アマゾン、ライブドア、ニフティ、有名所には大抵置いてくれたから。ただ検索しないと出ないから、書名情報がないと結局存在は分からない) 出版したら一般の本屋にも置きます!という件だが、私は契約の時にちゃんと「そんなに多く置ける訳ではない」という話は○風舎に聞いたから、特に酷いとは思わなかった。大体この本の売れないご時世に、どこの馬の骨が書いたとも分からない本が、本屋で「売れ筋平積み」状態にしてもらえる…と思ってた方も甘いだろう。それにしても、確かに本が出た時、新○舎直営書店と「それはドコなのよ」という正体不明の書店5~6軒、しかも1冊ずつ(^^)しか置かないという事が分かった時は、やっぱり少しはサギの香りを感じたけどな。実は自分の本を持って、普通の書店に営業に回ってみた事もあるのよ。ハナも引っ掛けられなかったけど。(1000軒回れば良かったね)

で…ここで本を出す場合、最低でも20万~50万くらいは掛かる訳だよ。価格は部数やページ数、本の体裁による。作者が経費削減をしたければ、一冊単価を高くして部数を絞るしかないんだけど、私はどうしても一冊を低価格で出したかったから、初版を500部、単価を1100円で契約した。つまり500部以上売れないと印税は無い。そしていまだに500部以上売れないから、結局印税収入はびた一文入ってない。(^^)借金かさむだけ。作者贈呈文ははじめ50部。これはネットで自力で売り、完売させていただいた。(皆様ありがとう<(_ _)>)しかし、それ以上を作者が自力で売りたければ、自分の本を7掛けで新風○から買い取りせねばならない。売れなければ丸損。(まだ10冊ほど余ってますよ~)つまり、どう転んでも出版元は損しないシステムになってるんだ。売れようが売れまいが、次から次へと新刊出してたし。(つまり契約金コロガし)潰れる筈ないと思ったのになあ。

新風舎は毎月だか隔月だか、それはしょっちゅう書類を送ってきた。それは「コンテストのお誘い」「もっと本出しませんかー?のお誘い」「ネットであなたの本を広告しませんかー?(高額別料金)」超分厚い「新刊のお知らせ」…等々の重い封筒。こんなもの全著者に送るだけでも大変な経費だろうとは思ったんだがな。次々と新たな魚を漁り、釣った魚には「お刺身になろうよ」と誘うだけで、全く餌をやらない。それが共同出版だ。今時の商売っておおむねどの業界でもこういうのが多いんだろうと思う。一人一人の作家、人物を大事にするような世界は、この情報使い捨てのネットのご時世には存在し辛いのだろう。私はこれから、作品はネット配信と純粋自費出版にするつもりです。でも…「自分の作品の情報がネット各所に上がった」事だけは、私にとっては有り難い事であった。

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コメント

私も類似経験があるので、よくわかります。本作りそのものは、印刷所と直接契約の方が、ずっと安上がりだし、定価も自由に決められます。国会図書館も、自費出版本を、ちゃんと収蔵して登録してくれます。あとは書店での流通だけ。これも、書店の販売力はどんどん落ちています。ネットでの販売が、これからの本命でしょう。ネットで話題になって、出版社が「出させてくれ」と言ってくるのが理想的ですね。
 私もこの春のうちに旧作詩集の復刻版を、この方式で出してみます。データが出ましたら、またお知らせします。
 

投稿: 志村建世 | 2008年1月 8日 (火) 14時05分

志村先生・
いい本もいい内容も、それを判断できる編集者や出版社、本屋が無くなってきているのが現状ですね。個人個人が制作し、また個人個人がその良し悪しを判断して買う時代が来ていいのかも知れません。詩集の完成をお待ちしております。

投稿: いくたまき | 2008年1月 8日 (火) 17時41分

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