« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月24日 (日)

風になれ風邪を引くぞ

Asirin_2 どうもー。今日は久し振りに(初めてかも(^^)?)爽やかな記事なのだ。うちのやまくんがヤフオクで電動自転車を落札したのう。メーカー希望小売価格8,9000円の所が2万ちょっと。彼は一定価格以下でしか入札しないので、(^^)値が吊り上った場合は簡単に諦める。決して競う事はしない。だから何を入札しても大体買えないのだ。なのに、今回は先着5名の5番目にギリギリで滑り込んだ。うちってほんと「首の皮一枚で繋がって生きてる」感じっす。

車の免許のない私は機動力ゼロ。広大な千葉の片田舎に住んでるので、ドライバーのやまくんがいないと身動きが取れない。自転車は何度か買ったが、カーポートが雨ざらしなので(何度シートを組んでも台風のたびにぶっ壊れるので諦めた)、その上、海が近いせいもあるのか駐輪してるとあっという間に錆びる。だから今まで自転車さえ持てなかったのだ。でもこの電動自転車は小型で、なんとか玄関に入れられる。これが来た事は正直大きい。それでも当初私は中々信じられなかった。「ちゃんと動くの?」「アシストされてもアシストだけだから、乗ると結構疲れるのでは」…でも、そんな不安は今日の試運転で吹っ飛んだ。

すげーぜ!バイクと同じでキイでエンジンを掛ける…でなくて後部バッテリーのスイッチを入れる。電動モーター起動は、やはりバイク同様ハンドルグリップを回して行うのだ。走行中に切れるように、もう1つの電動オンオフボタンもハンドル近辺に付いている。こんなの無免許の私が乗っていいのかなー、許されるのかなー…と思いつつ漕いで走り出した。ご覧の通りタイヤが異様に小さいのでいくらも進まない。重い。仕方なくグリップを回す。―おおぉ!「ぶいーん」との音も何もなく、自転車は突然気持ちよく勝手に走り出し、加速するではないか。モーターで動くものに初めて乗った私には、何の人力も浪費しないで自動的に進んでいくのが信じられなかった。時速は20キロだそうだ。なんて気持ちいいんだラクなんだ。(^^)(^^)今日は御存知の通り風も強く、その上寒く、自転車で爆走するような気候では全く無かったのに、私は走り続けた。後ろからやまくんがRX-8で付いて来る。風が強い分、空は見事に晴れ上がって光が射し、周囲のビジュアルはとても美しい。ただ…寒い。

実際、これは「漕いで」進むような代物ではない。どうしてもグリップ全開、危ない時と停止の前だけ自転車漕ぎをする事になる。比較すればすっごく遅いが、ほとんど原付と変わらない。でもタテマエ上はあくまでも「自転車」だ。道交法違反になると困るからちゃんとペダルも漕げよ、と事前に言われていた。確かに最近この辺、農道でまでスピード違反の取締りをやっていてオマワリさんが随分出てるから気をつけなきゃ。勢い余ってこのまま防犯登録に行こう…と4キロ先の自転車屋まで行った。そしたら「車体番号がないので登録できません」と言われた。言われて初めて気が付いた。確かにこれ、普通全ての自転車に付いている番号の刻印がどこにもない。規格が違うのか?わー盗られたらどうしよう! でももちろん駐輪中はチェーンも巻くし、モーターのキイも抜いておく。モーターの回らないアシスト自転車なんてサーカスの熊でも乗らない。(^^)きっと大丈夫だ。…そう信じよう。結局、そんなこんなで8をお供に10キロほど爆走した。バッテリーは20キロ分くらいもつそうだ。

アシスト自転車を発明してくれた人ありがとう。免許のない私にも「遅いバイク」の醍醐味を味あわせてくれて本当にありがとう。漕ぎはアシストというより電動に完全依存だから、アシスト自転車というのは「人間の方が自転車のアシストをする」という意味なのだと思うんだが、取り合えずこれを「アシリン1号」と名付けました。(^^)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年2月14日 (木)

千葉の恐い1日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000040-yom-soci

捕まったようですね。某ちゃんねるで殺人予告書き込みをした奴。最近こういう事件多いし、普段なら引っ掛かって記事書いたりしないんだけど、なんせ予告場所が私の住んでる千葉だから。で、うちは子供いないんであまり関係ないんだけど、子を持つ人々と話す機会があったから。こういう事件があると親は大変らしい。父兄には一斉に通知メールが送信されたそうだ。危険なので学校によってはクラブ中止。犯人特定まで親はまんじりともできない。大迷惑だよな。場所特定が「千葉全域」、対象が「子供」というだけでは、どれだけの人間が該当するか分からない。「人が騒ぐのが面白い」というだけの、つまらん奴の簡単な書き込みで社会が揺れ動く。ネット社会は恐ろしい。

しみじみ、キーボードでの文章入力というものは簡単だと思う。ストレスがない。その分「推敲(死語?)」という作業ができない。ペンでも鉛筆でも持ってちょっと字を書いてみればいい。自分の汚い字が(^^)(綺麗な人もいるでしょうが)一つ一つ紙の上で増えていく。「てにをは(これも死語?)」一つ間違えたって恥に感じるから、何度も読み返して吟味する。してしまう。自分の字と自分が一体になるから、くだらん文や攻撃的な文を書くと自己嫌悪(ひょっとしてこれも死語?)に陥る。だから文を書く事が自分を磨く作業になっていく。キーボードにはこれがない。送信されるのはただのデータで痛みはない。最近の人間に「自分を省みる能力」が決定的に欠如してるのは、この「キーボード会話」に一因があると思う。(全原因だったりして)

だから… 私は自分の書くものも、「作品」としてホームページに掲載してる物以外、実は信用してない。ブログや掲示板はその場限りの四方山話。完璧な人間じゃないもの。不必要に感情的になる事もあるし、間違いだって書くだろう。だから作品データは消えては困るが、四方山話は一定期間発信できれば、あと消滅して構わない。なのに物理的に消滅し易いのは紙に書いた字の方で、データは保存さえされるなら、半永久的に残る事もある。この矛盾。そしてこの矛盾故に、いーかげんな書き込みさえもが社会を動かす恐さ。

今日話をしたご婦人の一人は、某ちゃんねるを「ツーちゃんねる」と大真面目に呼んでいた。知らん人は本当に知らんのだなーと思った。あえて教えたくもないが。(- -)もちろんこういう掲示板にも、普通に書き込みする人間はいるのだと知っている。(私もかつてゲーム板使ってたし)でも、凶悪なものが紛れ込んでも浄化できない、止める気がないという罪はやっぱり大きい。悪にお座敷を提供してるようなものだから。少なくとも、今「某ちゃんねるにだって真面目なユーザーはいる!」と主張するのと、「中国食品だって安全なものは安全だ!」と主張するのは同じくらいの信頼度だと思うなあ。いや、中国食品だって全部危険な訳じゃないですよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年2月11日 (月)

餃子無間。

例の毒ギョーザ騒動以来、手作りギョーザが大ブームだそうだ。そんな今、手作りギョーザをやってしまってはいかにも「流行に乗せられた」感じでカッコ悪い。(^^)と思ったので、私はやらないつもりだったのに、同居人やまくんが泣きながら「ギョーザ~」と要求してきた。仕方ないから結局作った。なんか…「え、やまさんちはまだ冷凍ギョーザなんですかー」と会社でいじめられたと言っている。そうか、子を持つ母親の間でもこういう現象が起き、「やっぱり手作りよねー」なんて会話が交わされ、ブームを煽ってる側面があるんだなと良く分かった。子供の間でも「うち昨日は冷凍ギョーザだった」なんて言ったら「え、お前んち冷凍なの。毒入ってるのにー」という展開になるわな。いじめられるかも知んない。意地でも手作りを要求するわなきっと。…ちなみに私が買った冷凍ギョーザは安売りしてた味○素の国産だー。(- -)罪は無いと思うぞ。

で、うちでやった手作りギョーザのレシピ。①キャベツを何枚かゆでる。②ゆでたのをニラ、白菜などと共に細かく刻む。刻んだら水気を適度に絞っておく。③野菜5・5対豚ひき肉4・5くらいの割合で混ぜ、にんにく、ショウガをたっぷり加え具を作る。経費節約のため薬味はチューブ入り。(- -)少量の塩、コショウ、醤油、酒なども加えた。④先にフライパンに油を敷いておく。⑤市販のギョーザの皮に具を包む。まず小鉢かボウルに水を用意。皮の中心に少量の具(多いと破けるぞ)を丸く置き、周囲の皮の余り部分を半周、水を付けた指でなぞってから二つに折り畳んで接着。次に畳んだ皮の余りに、また半周水を付け5~6個の蛇腹に折ってしっかり密封。水を付け過ぎると皮が融けるので注意。。別に「ギョーザ作り器」なんていらんと思うけどな。器に置く方が面倒だ。⑥作ったギョーザを、フライパンに敷き詰めるように置く。⑦火を付ける。温まってジューと言い出したら、フライパンにギョーザ1/3が浸かるくらいの水を注ぐ。強熱してそのまま蓋をし、蒸し焼きに。しばらく強火、そのうち弱火にする。⑧水気が飛んだら(音で判断)、蓋を開けギョーザをフライ返しで引っくり返す。下に焦げ目が付いてるし、このままでも完成なのだが、両面焼き色を付けたければ。⑨完成。しくじる可能性があるので、私はハネまで付けない。(- -)

しかし手作りギョーザは面倒である。手間が掛かる割にメインディッシュにはならんし。何が嫌って…野菜の分量が多いので、どうしても具が余るんだ。市販のギョーザの皮パックって結構枚数が少ないよな。ギョーザの具は野菜が多過ぎてハンバーグに転用し辛い。(焼くと解体する)で、余った具を片すため仕方なくまた皮を買ってくる。そしたら今度は皮が余る。その皮に包む具を…とやってると、下手するとギョーザ無間地獄に堕ちるのだぁ。(T^T)皮は新鮮なものを使わないと冷蔵庫ですぐ固くなるしな。(皮まで手作りする気力はないぞー。小麦粉に塩と水を加え、短い麺棒でああしてこうするのは知ってるが。テレビで見ただけ)今回、残った皮は納豆でも包もうと思う。(- -)お菓子にでも転用できる方法がないか、今考えている。

元々うちは中国産は神経質に避けていたし、冷凍食品もほとんど使ってなかった。こういう事態になったからって、別に生き方を変える部分はない。でも、ここまで嫌われると…なんか冷凍食品が可哀そうになってきた。すべての冷凍に罪がある訳でもないのに。でも「中国産」を可哀そうだから許そう…と言い切る勇気はまだないな。ちなみにハチミツはほとんど中国産。(国産は高い!)あと、困るのはウーロン茶だ。国産ウーロン茶ってあるのか… もう「生茶」「濃茶」とかしか飲んではいかんのだろうか。(T^T)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 8日 (金)

妊娠してなきゃ羊水はない。

すいません、私はコーダクミもハマザキアユミもスズキアミも区別の付かない程度の人間です。(- -)だから「羊水腐る」騒動にも特に口は出すまい、と思っていた。直接ラジオ聞いた訳でもないし。でも、謝罪もされたのに世間はまだ許してないようなので、ちょっと今のうちに感じた事を書いておこうかと。ちなみに私は筋金入りで「腐ってる」年代の女性ですが(^^)、特にカンには触りません。口の悪いおばちゃん(←失礼)だなとは思うが。自分が子供生んでないからでしょう。もしこの人が自分の友人だったら「本気で傷付く人もいるから止めた方がいいよ」くらいは言うだろうけど… 周囲の誰かに言われるのと、メディアや不特定多数の大衆に叩かれるのでは桁が違う。

いや…「放送された発言で傷付いた」というなら、昔はもっとショックなメディア情報がいっぱいあったような気がしたのだ。で、思い出してまりちゃんズの「ブスにはブスの生き方がある」なんかを調べ、ついでに放送禁止歌を調べ、今ではメディアに乗せられなくなっている歌が随分ある事に驚いた。竹田の子守唄まで駄目だったとは。放送コードが緩かった時は、大手出版物や全国ネットテレビ局でこそ厳しいものの、マイナーな曲や深夜ラジオでの過激発言はあまり世間は問題にしなかった。なのに今ではこの影響の大きさ。発言それ自体より、波及効果の凄さに驚く。当時と今はなんでこんなに違うのか考えてみた。

①報道倫理がやかましくなった…すぐ訴訟とかになるし、昔と違ってメディアがこういう問題を頻繁に、しかもメインに取り上げる。昔は芸能・スポーツが政治ニュースに優先して流される事なんかなかったのにな。報道倫理と言うより、品行への監視がきつくなったと言うべきか。 ②言った歌手が超売れっ子の有名人だから…これは今も昔も。売れない芸人が言ったなら、「どうせそんな奴の言う事」と、人もそんなに傷付かなかったりする。この不思議。 ③スポ誌等の見出しが大きかったから…これは絶対あると思う。ラジオの一言は聞き流せるが、カラーでデカデカと視覚に飛び込んだ物は心に焼き付く。インパクトも大きい。しかもその記事タイトルがテレビ画像で繰り返し映されると、「失言」がすごい確信やポリシー持って語られた重大事に見える。ネットで騒動になったから、とテレビはネットのせいにしてるが、ほんとにそれだけか。 ④ネットで騒動になるから…でもやっぱり、ネット時代になったのが変化の主原因だろうなー。大体ラジオって「仲間内感覚」の世界だから、そこでの失言がネットを通じ、テレビまで拡大する事自体が異様。ちなみに私もオールナイトニッポン聞いてた世代だ。メディアに出演する人間の主導権は、いまや事務所やテレビ局ではなく「ネットでの好感度」が握ってる感がある。こええ。なんで無記名の不特定多数にそんな権力があるの。ネットリサーチの結果ってほんとにそんなに企業収益に直結してるの?

「まりちゃんズ」みたいなバンドが仮に今結成されても、こういう時代だからデビューはできないだろうなあと思った。当時、「ブスにはブスの…」を聞いた周囲の女性の友人は誰も傷は付かず、皆笑っておった。それも当然で、そこで「傷付いちゃった!」なんて言えば「私がそのブスなのよ!」と証言するようなもんだから、意地でもショックは受けられない。(^^) きみまろの中高年ネタで笑うのもそういう心理かな。「あははーそういう奴っている。私じゃないけど」みたいな。(だからこの人は売れてからもライブ中心に活動してるそうだ)過激ネタはそもそもテレビ等、メジャーな土俵には向かないし、そういう「ちょっと日陰」なままの分野ってこの世には必要だと思うんだが。何でもかんでも「大通りで晒し者」になる時代は健康か。ちょっと品行が悪いとネットで袋叩きにされる時代は健康なのか。病気を発散できる行き場が無い分、掲示板なんかに更に凝り固まった悪意が集中し、私は病的だと思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »