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2008年10月26日 (日)

世紀の駄作はまた楽し(^^)

本日、よーやくタダ券で「崖の上のポニョ」見て来ました。公開からかなり経ったし見た人も多いだろうから、以下ネタバレで書きます。まず最終的感想。「ゲドにも負けたな、親父」…すいませんね。(^^)もちろんジブリだから動画はしっかりしてるし、何のかんので最後まで見せられてしまうが。ストーリーが酷い!(^^)感覚的にも「そりゃ違うだろ」という突っ込み所満載。どこが酷いのか、順を追って書いてみよう。

①どっこも盛り上がらないのこと… どういう話かというと、(もう知られてますね)海の精みたいな巨大母と、海に住む変な男の間に生まれた金魚(半魚人?)のポニョが家出をし、宗助という5歳の男の子に拾われてなつき、一度父に海に連れ戻されるが、魔法で人間になって津波を起こし、宗助の元に戻り、水没した町の中で宗助に「好き」と言わせ、本格的に人間になっておわり。…ほんとにそれだけなのだ。大半は人間になったポニョが人間のやる事をやって大喜びする日常のシーン。町が津波で水没するシーンだけがやや盛り上がるが、印象に残るのは、あの波の中を軽そうなトッポか何かで爆走する、宗助の母リサの運転技術の高さだけだ。デイケアの仕事なんかやってないでラリーに出るべきだ。ポニョが何故そんなに宗助になついたのか不明。宗助の方も子供特有のこだわりでポニョが気に入ったのか、異性愛なのかまるで不明。魔法の暴走で月は大接近し、人工衛星が落ちて通信は途絶え(なのに何故か海自は出てる)、地球が破滅しかけてるのに町の人はニコニコ、何の社会的展開もない。宗助がポニョを好きだったら人間になれるが、嫌われたら海の泡に…という人魚姫と同じ設定でも、宗助は元々ポニョを好きとしか言ってないし、ライバルになりそうな人間の少女も出番なし。それをラストで「ポニョが好きですか」「好き」と言ったからって、今更どーだというの。感動するポイントがまるでないのだ。子供は映画館で「あっカニだー」「タコだー」と喜んでたようだが…そんなら水族館の方がためになるしなあ。

②あれは海ではないのこと… 前評判で「海がテーマ」だと聞いてたから、どう描いたのか見てみたかったのだが…私が心配したとーりの「ダメ海」だった。(^^)あれは海ではない。コールタールと色紙の貼り絵だ。海の手下みたいな半生物のネトネト波が出るせいでコールタールに見えるのだろうが、なんたって波がない飛沫がない。落ちれば岩をも砕く、あの恐ろしい波の重量感がまるでない。だからあれ程シーンを割いているのにも関わらず、津波特有の迫力がない。前にも書いたが、海は常に動いているのに律動感がないのだ。確かに淡水じゃないから、海には粘度がある。しかしそのせいで水はのっぺり続くのではなく、一つ一つの波や海流が固まりになって別に動いている。だがら海の水には「切れ目」があり、その境目には粘度とはかけ離れた、レースのような泡や小波が発生する。それが全然認識できてない。だから「海を描いた物語」とはとても私には見えないし、水と呼ぶには爽やかさもない。大体、海から上がって体拭くだけで済むわけないだろ。(^^)シャワー浴びないと赤剥けじゃん。そもそも「海に金魚」という時点で違和感はあったしなあ。一緒に見たやまくんは、「なぜクラゲの中に入ったポニョが消化されないのか」引っ掛かってたしなあ。作者ほんとは海体験がないのね、という感じ。やっぱりガンバの海に勝てる海はないなあ。

③海辺の生活が変なこと… やまくんは船乗りの息子なので、船と海にはうるさいぞ。(^^)その彼の指摘だが、もし船が音信不通になったら、家族は絶対あんなに普通にしてはいられない。見付かるまで一睡も出来ないくらい。なのにあのお遊び感覚の日常は何だ。それに、宗助の父が帰る筈の日に用事で帰らないというエピソードな。船には航行計画というものがあるから、ほんとは必ず母港に帰る。「ちょっと用事で帰れない」なんて営業マンみたいな仕事はしない。そんな事許したら海上事故だらけだ。それに家族が行方不明なのに、どーでもいい海の母と「ポニョがラブラブ」みたいなクソ話をする訳がなかろ。襟首つかんで「ちょっと!あんたらが津波起こしたなら船の消息くらい分かるでしょ!夫を返して!」くらい言うに決まってる。あと、この港の生活様式がバラバラ。最初に地引網みたいのが出るが、ゴミばっかり拾ってるから商売になるまい。あれではゴミ処理船だ。でも漁港かというとそうでもない。船が陸に上げられてたが、そういう施設があるのは造船所だ。でも造船業でもなさそう。宗助父が何の船に乗ってるのかも最後まで分からず。貨物船ならますます航行スケジュールは厳密だ。…大体30代だろ。常識的に釣り船でもなきゃ、その年代で船長はまずない。現実に海で生きてる人を観察して描いたのか?

④何もかも中途半端… ポニョって可愛いというほど可愛くないし、不気味というほど不気味でもない。アクションも走るだけで、特に見せ場もない。他のジブリヒロインと違って意外と思い入れできないんだよな。あえて言うなら、魚から人間になる途中形態の「3本指の手足」のままアクション見せてくれたら少しは面白かったのに。すぐ人間になっちゃうのでつまらん。宗助も、母リサが大事なのか、船長の父を慕ってるのか、トキさんの心を開きたいのか、ポニョの事だけ考えてるのか不明で、ただ優柔不断な印象は免れない。その「トキさん」はデイケアセンターで1人皮肉ばかり言うスネた婆さんなのだが、だからって宗助や世間を憎んでいる…という程でもない。だから後で1人宗助を助けようとしても、別に感動もない。行動的でカッコいいのは母リサだけだが、夫の行方不明や、息子が人面魚と結ばれる(つまり5歳で嫁に来る?)事をどう捉えているのか描かれてない。宗助父もちらっと出るだけで、長嶋カズシゲが声を当てた意味も不明。変な男「フジモト」が何故海にいるのか、魔法の薬で何をしようとしてたのか、なんで嫁さん「グランマンマーレ」と別居してるのかもサッパリで、ポイントで唯一の悪役…の筈が存在感がない。そのグランおばさんだって、母なのか女なのか、あるいは海の守り神なのか、位置づけがはっきりせん。ただ「でかいな」だけが印象。大体、デボン紀の魚が現代に泳いでる理由はなに。太古の海の生命は素晴らしい、がテーマなの? 恋は異種族でも貫ける、がテーマ? 家族愛がテーマ? 老人でも元気になれると言いたかった? 全てが小出しにされ、全ての描写が深くなく、緊迫感も真剣さもなく、中途半端で散漫なのだ。思いつきでイメージだけ構成しても、最後までストーリーの方向性が見出せなかった、という感じ。この話が見られたのは、ジブリスタッフの過酷で細密なアニメート作業のたまものだろう。脚本は大失敗と言うしかない。

⑤心に残るセリフがない… いわゆる「決めセリフ」になるような、記憶に残る言葉が全くない。「ポニョすきー」だけが耳につく。あの、タルいと言われるハウルですら「年を取っていいことは、驚かなくなることね」とか、千と千尋でも「人間は何も忘れない、思い出せないだけ」とか、それなりにいい言葉はあったのに。ラピュタのシータが可愛い顔して「ここは私とあなたのお墓よ」なんて言うのも良かったな。でも…ポニョは一体観客に何を残したのだ? あんたがソースケ好きだからどーだってーの? 自分が思い込んだら町を沈め、人に迷惑掛けてもいいって話なの? 魔法の力を解放して地球の危機を救い、代償に泡になるとか、宗助と離れて今度会った時にはただの魚になってるとか、そういう自己犠牲だったら少しは感動したろうに。まあジブリはアンハッピーは描かないけど、ご都合主義が行き過ぎたのか、すでにテーマ自体が崩壊している。このヒロインが存在しなければならない、物語上の理由が見えないんだ。人間は善や光の面と、悪や不幸の面を必ず両方持っている。悪い、もしくは不幸な人間を描かないという事は、つまりもはや「人間そのものを描く勇気がない」という事でしかないんじゃないか。だから…「ゲド戦記にも負けた」と言わざるを得ないのだ。ゲドがどれ程の欠点を持っていたとしても、あの「根性の曲がった隣人や悪役」たちには強烈な存在感がある。悪い意味で人間的である。テルーとアレンは「恋」をしてただろうと思える。でも、ポニョは足を生やしてワガママしたかっただけで、別に恋してるようには見えないのだ。

「好きだよ」と言うのは、実は大した愛情表現ではない。好きと言葉に出すだけでは、決して心の深い物は伝わらない。あるいはこの世紀の駄作を見て、「ほんとに愛情を伝えるにはどうすればいいのか」考えてみるのもいいかも知れない。私がもしこの設定でストーリーを立てるなら…「デボン紀の生物への愛」をテーマにするかも知れないが。(^^)

追記の蛇足・一番面白かったのは、上映前の館内注意やサービス案内のアニメに出て来た「鷹の爪団」だー。(^^)この館内で売ってるのは何でしょう?というクイズで、ファーストフードやセットチケットなど答えに3つ選択肢があって、3番目が「排出権」なのは笑ったー。(^^)子供も笑っていた。分かるのか。偉いなあ。

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2008年10月23日 (木)

飲んだつもりで書いてみる

しかしまー、アソーさんも気の毒にな。たかがホテルのバーで飲んだくれーで、あれこれバカマスコミにいじられてよ。「ロンギを呼んでいます」って、うちの近所じゃ誰もロンギしとらんぞ。誰がロンギしてんのかちゃんと言え。実はホテルのバーは高くねー。つまみもカクテルも千円ちょっと。それ以上安い店っつったらもー、居酒屋行けってか。「きゃー首相が来てる!」「わいわい」大騒ぎ。バカ記者が「アソー首相のトイレ時間は!」とか週刊誌に書くのか。与党ギライがナイフ持って暴れたら刺されろてか。大体、ホテルのバーなんて会員になったら席代タダだっちゅーでねえか。当然庶民だって行ってる。昔の政治家が料亭行ってた方がダンチの出費だろ。しかもアソーさんは自腹。「高級ホテルのバーで飲みながら、タクシー運転手さんに景気はどう、なんて聞くんでしょうかね」なんて言っとった女子アナ。そのタクシー運ちゃんも会員だったらどーする。「タクシー運転手が高級ホテルのバーなんて、庶民の気持ちが分かってなくて許せないですね」とかゆーのか。運転手弾圧か。営業マンは打ち合わせのついでに飲んじゃいかんのか。「酒の席で政治を語るのは…」とか言ってたキャスター。それは料亭通いしてた歴代の政治家全員に言ったれ。(^^)大体、高級バーつったら銀座とかだろ。おまいらの仲間の著名MCなんか、毎晩のように銀座通って飲んだくれてたっつーじゃねいか。そのMCが庶民の味方ヅラして「お年寄りをいじめるなんて許せない!」…おもしれーなー。(^^)アソーより贅沢三昧しといて。おまいが老人医療費出したれ。

仮にも一国の首相なのに、完全にノータリン芸能人のゴシップと同レベルの扱いな。元々、超大金持ちのボンボンなのにそんな安い所で飲んでんだから、むしろ親族からクレーム来るってなもんだ。政策をどーこー言うならともかく、こういうトコだけ突っ込むんじゃ、むしろ「政策に文句はございません」と認めてんのと変わらんぞ(^^)。てゆーか、あさましいわな。この首相の家はホンマモンの大富豪で、そりゃもーどうしようもないくらいの名門で、手の付けようがないから陰口言ってるだけと違うんかい。ひがんでるとしか見えん。ひがむっつーのは、なんとか頑張れば手の届く相手にするこった。「雲の上」に対してひがむのは単なるウヌボレ。こちとらひがめる立場にもおらん。舌足らずのどっかの女党首、あんたがいつものように「雲の上だから庶民の気持ちは分からないと思いまちゅー」と言った瞬間、前のカーテンを開けたら、そこに皇○の○○○様が立っていた!とかならすげー面白いのに。(^^)といつも思っとるぞ。あ、そういや2時っ○○○のキャスターの1人が突然降板したのは、○室関係のネタでおちょくった表現をしたかららしいな。(^^)セージカの誹謗中傷と違ってこっち方面はキクー。そういやアソーさんの親族にもおられましたねえ。だからどうだとは言わんが… ともかく、役に立つ仕事さえしてくれたら、首相の家庭がどうだろーがどーでもいいやな。

悪いけどなー。うちなんかマジビンボーだから、いわゆる「巣鴨老ギャル」たちだって充分カネモチだと思うぞ。ほんまもんの貧しい老人は巣鴨なんか行かん。なのに、コーキについて聞く時のロケは必ずあそこ。そりゃ、年収の高い老人は割引されねーんだから、あそこの老ギャルに聞いたら文句言うに決まっとるがな。それだけブーブー非難して、そのくせ老人医療費が増えて大変とか騒いで、「システムの見直しが必要です」って…見直してこーなったんと違うんかい。でも、更にどー見直せばいいかっつー話はまるでなし。ヨトーもヤトーもヒョーロンカも。もう、モトニモドスとかハンタイスルとかシンギキョヒとかうんざりだっつってんだろ。文句があるならもっといいアイデア出しやがれ。

ま、ビンボーでなくなるにはカネを稼ぐしかないのよ。節約もいるだろうけど、入って来なきゃ先の見通しは立たんのよ。「あんたカネモチなんだから国民にバーでおごれ!」とでも言うのかも知れんが、多少おごってもらった所で、人生設計には別に役に立たん。(^^)国にカネ稼がせる、もしくはあんまり損させないのが今の首相の使命だあな。そういう仕事にはパワーが必要。そんならどっかのすぐに体調不良とか言い出す党首より、毎晩飲み歩いて激務もへーきでこなせる丈夫な奴の方がいいわけで。ともあれ、飲んだ分は頑張っていい仕事してくれや首相。

蛇足・書いた私は飲んでません。(^^)年に数回しか飲まないもんで。

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2008年10月22日 (水)

あえて景気のいい話

世の中経済危機。(^^)私も、金融も株も全く分からないくせにテレ東の経済番組見てみたり。株価は上がった!…と思ったら下がり、また上がってまた下がる。心配するのがバカバカしくなった。しょせんアメリカの株価にぶんぶん振り回されてるだけだな。ビンボな庶民は生活防衛するしかないけど、「ああこんなに不安だ!社会が悪い政治が悪い」と騒いでるどっかの報道に乗せられて悲観的になったら、ますます景気が悪くなるだけじゃん。他人を責めるだけで、自ら明るい話題を提供しないのは亡国の所業だ。だからむりやり「この先幸せが来そうなネタ」を考えてみる。

まず、原油価格がどんどん下がっていること。これまでが酷かったから漁業関係にとってはまだスズメの涙の減額らしいが、上がるより下がるに越した事はない。今年の冬の灯油代を心配していたので、あと一息頑張って落ちて頂きたいと思っている。円高も、差益を還元して何かを値下げしてる有り難い店もあるから、全てにおいて悪い訳じゃない。ただ、「ガソリンに頼ってると産油国の下僕ね」という事に気付いたのは大きいと思うのだ。これを契機に、国も本当に本腰入れて代替エネルギーの開発にいそしむといい。それにエコ技術は日本はトップクラスだそうだから、ガソリンを使わない、もしくは低燃費で済む商品をどんどん補助して、「エコ製品なら日本」というブランドを作って海外に売りまくる。これしかない。庶民からエコ製品のアイデアを広く募集し、実効性があるものを販売、かつメディアでもプッシュするというのもいいかも。もちろん企業が特許取得などもサポート。「この発明でお金持ち!」となればみんな目が吊るだろう。私は「鼻をかんでも、洗って紫外線殺菌すれば半永久的に使えるティッシュ」を提案する。(^^)あと「発電の日」というのを定め、全国民が一斉に自転車を漕いだり、ハンドルを回したりしてバッテリーに蓄電するというのはどうだろう。どのくらいの電力になるかは分からないが、結構ひとつの県の総電力くらい賄えるかも。一番発電した人には賞金を出す。(^^)そりゃー必死で漕ぐに違いない。

あと、都市鉱山については前も書いたが、これも本格的に携帯なんかの回収に力を入れる。「ご不要になった古携帯、古パソコン、古オーディオなどありましたら…」これを国家レベルでやる。(^^)トラックで町内を回るのだ役人。今日、自衛隊の潜水救命艇の使用済みバッテリーが大量に保管してあった、というニュースを聞いた。このバッテリー、なんと純度90なん%の高純度の銀が回収できる。2年前に売る予定だったのが、入札不備でそのままだったそうだ。ずさんだ。でもやった!売れば9億6千万!探すんだ。この国は、ずさんさ故に放置されたこういうお宝がたっぷり眠ってるに違いない。それは一過性の収入かも知れないが、その資金で前述したような景気対策をどんどん打てば、錆び付いたモーターが回るように国の金回りも良くなるかも。お金は使いようだ。要はつまらない所に使わず、本当に資金を再生産できる実態のあるものに掛ければよいのだ。ただ、そういう企画を役所にだけは立てさせてはならない。最近流行りの「ユーシキシャ」を集めるのだ。

あと。日本やアメリカはダメダメだが、インドなんかロケット打ち上げちゃって上り調子。これから世界を動かすのは発展途上国だ。この際、西洋人はほっといてアジアや中東、アフリカともっと仲良くなるのだ。一方的に利用するのでなく友人になる。ここが大事。今まで否が応でも仲良くしなきゃならなかったアメリカから、そっちに乗り換えよう。断熱性が高くて通気性が良く、なおかつ軽くて低価格なターバンを売る(^^)なんて良くない? 宇宙開発に協力してH2も代わりに打ち上げてもらい、(ちょっと情けない)美味しい宇宙食なんかを提供して協力体制を組む。大国がボロボロの現状では宇宙開発も進まないだろうし、ほっといたらインドや中国が宇宙を支配する訳だから。次の王様には礼を尽くしておくものだ。

まず、気持ちから景気良くなってみよう。気持ちで終わるかも知れないが、人の悪口言ってウツになる人生よりはずっといい。

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2008年10月 8日 (水)

ノーベル賞に向かってワープだ!

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000018-maiall-soci

とってもおめでとうございます。(^^)そう言えば昔、南部先生の本を読んだような読まないような…と思って本棚を探したら、あったありました。昭和56年初版のブルーバックス「クォーク 素粒子物理の最前線」! 昭和56年ですよ。読んだ当時どうだったか!…難し過ぎて頭まっしろ。で、今ならもう少し分かるはず!と再読した。…数ページ読むごとに熟睡。(^^)学生時代の教室に戻ろうとして道に迷う、という分かり易い悪夢まで見てしまった。ノーベル賞の報道で、この先生の何がすごいのか分かった日本人は何人いるのかなー。ちなみに前述の本は、受賞対象の「自発的対称性の破れ」の研究については少ししか触れてない。でも、おーむかしから提唱されていて、その方面の学生あたりにはもう常識となっている事柄。受賞が遅過ぎたというのは本当だ。クォークなんて概念はその頃からあったのに、今でも大半の一般人は何の事やら分からない。ネット検索したらクレジット会社の名前が出るくらい。(^^)そういう私も確かに分かるほどカシコクはないから…ちょっと「物理の本にハマった思い出」を書いてみる。

ブルーバックスなんか読むようになったのは、SF小説やSFアニメに出て来る現象がどのくらい本当なのか知りたかったから。もっと簡単に言うと、「ワープってほんとに出来るの?」と思ったからだ。だから、アホでも分かるように親切に解説してくれてる(^^)相対性理論の本なんかが主だった。それがどこで間違えたのか、素粒子物理や不確定性原理の本にグラッと来るようになった。実は、都筑卓司先生の本のファンになったのだ。何故ならこの先生、文が分かり易い上に、オリジナルのSFショート作品が付いてたり、巨人の星の大リーグボールを素粒子に喩えたり、そりゃー楽しめるように書いてくれていた。大体、私らの子供の頃は「物質の最小単位は原子!」と習っていた。原子の概念は固いおっきな核の周りを電子ツブがぐるぐる回っている、あれ。ボーア模型というやつ。それで理解も計算も出来る…と思ってたらそーではなかった。ほんとは電子は、原子核の周りに雲のように確率的に「ぶわっと広がっている」のである。中高年はこの辺りですでに付いて来れなくなる。(^^)ボーアのモデルは1913年提唱、ほんとは古過ぎる。でも、「なんで電子が雲なの??」という事を理解するには、不確定性原理を齧らねばならない。それを齧って「お…面白い!」と思うか「わ…分からない!」と思うかで生き方が多少違ってくる。

で、不確定性原理には相対性理論も絡んでくるから、何の免疫もない人間が読む順番は「相対性」→「素粒子」→「クォーク」でなければならない。ここで順番を間違えると致命傷になる。私の世代の感覚でいうと、SF好きは素粒子まではどーにか付いて来た。クォークで「あっ…数式がいっぱい」と立ち止まった。そして対象性の破れ、グルーオン、超弦理論(^^)あたりで「頭どっかん!やめ」と放棄したのである。私だって…何とかしようと頑張ったが、理解はこの辺が限界だった。ともあれ私のレベルで理解してる事をまとめてみる。 ①物質は素粒子で出来ている。原子は陽子と中性子の核の周りを電子が回って…もとい広がっている。それ以外にもニュートリノとか、訳の分からん素粒子がいっぱいある。 ②坂田博士という偉い人が(追記・間違い、湯川博士(^^;))、「中間子」を発見した。陽子と中性子なんて電荷がプラスとゼロだから、ほんらいならひっつく筈が無いのに、なぜか強固にひっついている。それは何故か?というと、中間子というのをやり取りしてるから。で、このやり取りで陽子は中性子になり、中世には陽子になる。つまりこいつら自分がどっちでも良かったのだ。ザ・たっちがグルグル回って「さあどっち!」みたいなもの。(…ほんとは違う) ③ところが。陽子も中性子もそれが最小じゃなかった。実は3個のクォークが合わさってハドロン(つまり固いツブ)になっている。何故ならそう考えないと説明できない事が色々あるから。むりやり危ない核分裂!とかをさせれば、こういう陽子や中性子は別個に出て来るが、クオークは普通出て来ない。だから、理論はあっても中々証明ができなかった。 ④ところが今度、すんごい性能の加速器が出来てクォークが見付かり、証明できた。だからようやく受賞となった。(追記・正確には「クォーク自体は見付かってたが、その中でも高エネルギーでないと出ないやつが出たから」だったかな?) …こんな所だ。ちなみに対称性の破れとは、粒子が鏡に映してもおんなじ動きを「しない」という事。ふつーは対称が多いそうだ。たとえば物質にはビッタリそれと正反対の「反物質」がある。宇宙の始め、エネルギーしか無かったものが二つに別れて物質と反物質になった。だからそれらをぶつけると、先祖返りして「どっかん」とエネルギーになって消えてしまう。ところが宇宙には「どっかん」と消える物がそんなにない。なぜか?…実は対象でなくなったんだヨ、という事らしい。反物質と言えば…なんか宇宙の果てでお祈りしてる反物質の女の子…そんな触れない女に恋をした島くんはどーなったんだっけ…とか考える人は中年。(^^)

加速器とは、素粒子のビームを素粒子にぶつけて、絶対壊れないものを「オラ壊れんかい!」と力ずくでぶっ壊して粒子を調べるもの。建設にはカネも広大な土地も必要。その上、加速器は加速実験以外何の役にも立たない。(^^)それでも科学に国家的なカネと人材を注ぐ度量がないと、これ以上理論物理の分野でノーベル賞は出ないという事だ。なんたってそういう技術もマックスに来てるので。さあ、このおめでたい日本人3人の受賞があって、そして本日化学の分野でも1人受賞者が出て…これから日本は学問にカネを掛けようと思ってくれるかなー? どうせ世界的金融不安。目先のつまらん事にカネ浪費したって、セコセコ税金節約したって、それで未来が見える事はない。こういう雄大な事にどーんと力を注いだ方が、私はいいと思うなぁ。貧乏でも紙と鉛筆があれば学問はできる、と若者が立ち上がった時代があった。今は再びビンボーじゃないか。そこだけは昔に負けないから、自信を持って頑張れ若者。(^^)私はアホなので陰で応援する。

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2008年10月 3日 (金)

誰も知らない参院中継(^^)

ttp://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php

参院の国会中継も見たが…つまらなかった。(- -)質問に立った有名人はヤスオとミズホくらい。あ、この人たち呼び捨てにしたら後が恐いかも… 仕方ないから「氏」を付けよう。大体今日はアサショーリューの八百長疑惑裁判での証言の日だったのだ。民放はそっちに中継が入ってたのだ。国会中継は午前のはなくて午後だけだったし、えげつなく視聴率が(元々高くないだろうけど)低かったろう。でも今までの流れがあるから一応レポートする。ただしテレビで見た分だけな。真面目に動画を全編見る人も少ないだろうから、ある意味このレポートは貴重。貴重だからって価値があるとは限らないが。国会をブログ記事にするのはこれでおしまいね。(^^)

とにかく、午後最初に出て来たジミントー女性議員へのヤジが酷かった。当然やってるのはミンシュトー以下野党。(実は午前もだ。ネット誹謗レベルの口汚さ。ミンシュトーは女性をナメている。暴行事件を起こす議員もよくいるし)ミンシュトー議員はテレビに出ても人の話を最後まで聞かず、激昂して怒鳴り始めるのが多い。CMです、とキャスターが切っても怒鳴り続けている。あれCM入ってどのくらいの間やってるのかちょっと知りたい。会議なんだから人の話は静かに聞け。(- -)そして、その後質問に立ったヤスオ「氏」が…昔からあれなんだろうけど、すげー変だった。いきなり「祇園精舎の鐘の声…」とか言い始めるし。訳の分からない造語は使うし。批判しようと思ってアソーの所信表明のモノマネは始めるし。(本気でモノマネやってるのよ)ちなみに第一声は「敬愛するオザワイチロー先生」。それなのに後で「私が唯一、一目置くノダセイコ議員」とか言い出した。ノダセイコは好きなのか。(^^)良く分からん。とにかく渾身のパフォーマンスだったようだが…残念ながら前述の通り視聴率は小数点以下だろう。そしてもっと残念ながら、モノマネに力が入り過ぎていて、アソーの非難というよりはアソー所信表明のリプレイの宣伝みたいだった。(^^)そして、全体に何が言いたいのか良く分からなかった。

ミズホ「氏」とキョーサントーはほぼ予想通り。アソーの態度が悪いとか、後期高齢者とか、労働問題とか、戦争に加担してるとか、原子力船寄港とか。もう聞いたやん。だからアソーの答弁も前に言ったセリフのリプレイ。新しい発見は特に無かった。要するに所信表明に対する「質問」てーのは、質問を口実に自分の党の宣伝をするだけなんだな、という事が良く分かった。各大臣を責めたって、その大臣も留任した人以外は「まだ何にも仕事始めてない」状態な訳だから、突っ込むのも突っ込まれるのも虚しい話。ほんとの論戦はこれからだ…と思いたい… 仕事しないで辞めてく大臣なんて馬鹿馬鹿しいモノはもう見たくねい。

で、これで記事が終わっては虚し過ぎるので(- -)もう少し。オザワの示す財源は、そもそもただの貯金で、使えば無くなってしまう特定財源をアテにしてる時点で信用性なし。子供手当ての代償に扶養者控除を切るとか、不吉な話も聞いている。何が代償に削られるのか、ハッキリしない限り財源論とは思わない。だが与党も、財源は「年末に向けて筋道を」とか「これから議論を」みたいな答弁ばかりで、聞いててストレスが溜まる。よもや財布を握ってる与党がアテもなく言ってるとは思わないが(- -)、こういう時はたとえ試案でも、審議途中の案でも何でも具体的な話をしておくべきじゃないか。与党内の意見がまとまってないなら「私の一案ですが」でもいーじゃないか。「後期高齢者の見直し」みたいな合意のない大胆発言までしたくせに、後をぼかされては不信感を抱かれるのも当然だ。それとも、今ネタバレしてはまずい秘策でもあるの?

あと。与野党とも自給率を上げる上げると言ってるが、出て来る政策はカネと農地の配分だけ。それでは駄目だ。この間ある人と喋ってて、「農業に必要なのは指導者だ」という所で意見が一致した。その人も土地を借りて野菜を作ってるが、始めは右も左も分からなくて、経験豊富な奥さんに習ったそうだ。肥料は何がいいのか、根の下に肥料を入れるのか周辺に撒くのか、水は多い方がいいのかやってはダメなのか、付く虫は、掛かる病気にはどんなものがあるのか… 農業は細かく膨大な知識を必要とする。それを間違えば出来る野菜も出来ない。私も芽を吹いたイモをもらって庭に植えたが(^^)、肥料が足りないのか出来たイモはカスカスし、蟻に食われ、その後次々枯れてしまった。若者に土地やってカネやって「さあ農業しよう!」つったって、やり方を教える人間がいなければどうにも出来る訳がない。まずは、最低限必要な「農業の基礎知識」を実践で教えてくれる学校を作るべきだ。農大みたいに本格的でなくていい。試験はない。年齢も経験も問わない。授業料は実費だけ。ともかく「食えるものを作るのに、最低限必要な基礎知識」のみを教えればいいのだ。あとは、政府の力で休耕田や農具を提供する。ある期間は無償とか、収益が上がれば有償とか、その辺のやり繰りは工夫すればいい。農協にも全面協力させる。なんたって農業を「教える」だけなら、体力の落ちた高齢者でも経験さえあれば出来るから、高齢雇用対策にもがぜん貢献する。(^^)こんないい案はないぞー。「都会暮らしのあんたが、破産したあといきなり農民になれ!と言われたら、取り合えず何が必要か」…現場の発想はこういう所からしか生まれない。可哀そうにと言って握手して回るだけなら上から目線に過ぎない。ニラの一本も作ってみろ。肥料には米のとぎ汁がいいんだって。(^^)

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2008年10月 2日 (木)

ハイハイあたしも答弁しる

ttp://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

今日は本会議の続き。…何故だろう、野党がいつになくサワヤカだったぞ。主張の是非はともかく、感情的な攻撃でなく理路整然としてたし。昨日のミンシュがドロドロし過ぎてたせいかな。それに引き換えアソーは噛むし、同じ文面の繰り返しでパッとしなかった。オザワ対決で力を使い果たしたのだろうか。だめよー、首相たるものスタミナがないと。

で、聞いてるうちに私も色々言いたくなってきた。でも私は国会に入れてもらえないし(^^)、万が一入れたって代表質問も答弁もさせてもらえない。よってここに書いてみる。首相気分…っておいおい。

まずエコについて。基本的に環境対策は賛成。特に水素ロータリーの普及を!…ってこれは私情。(^^)でもCO2削減のため排気量に課税する、という不条理な政策は大反対だ。だって排気量と走行距離は無関係。使用年数にも差が出る。だから排気量は、「現実にその車がどのくらいCO2を出すか」の目安には全くならない。ただの大排気量車イジメだ。もっとハッキリ言えば、燃料電池車を出した大企業の陰謀だ。正確に「1台の車がどのくらいCO2を出したか」計りたければ、それこそ全ての車に「排気CO2メーター」を付けるしかない。そして車検の時にでも、どのくらいCO2を出したか点検し、数値の分だけ課税するのだ。これなら平等。…でも、そんな事されて喜ぶユーザーは誰もいないし(^^)、運送業界はたまらないだろう。だから、CO2課税を実現させる見返りに、重量税・大型税のたぐいを一切撤廃。もしくは極小化する。人間は理念だけでなく、実益がないと納得しないのだ。いいアイデアだと思うが。あと「都市鉱山」の発掘。技術はあるんだろうが、中々進まないのはリサイクルコストや設備投資に対して利益が少ないからだろう。別に政府が手を貸さんでも、企業は利益があれば勝手にやるし、無ければ頼んでもやらない。だから政府が力を入れるべきは「コスト削減、利益アップの研究をサポートすること」。それだけだと思う。いらん事はせんでいい。政治家はエンジニアじゃないんだから。

郵政民営化もまだ叩かれてるんですね。(^^)今更やめろったって。そりゃ政治家は法案さえ決めれば、あと肉体労働しなくて済むだろうけど、現場はメチャクチャになるぞ。システムまた書き換え、今までの民間との協力や競合全部オシャカにし、看板全部付け替え…冗談ではない。その上、「また政府公社にするよん」て話になったら、最近行き場を無くしてる天下り志望者がダーッと郵便局に流れ込むのは目に見えている。天下り規制もへったくれもなくなる。ダメ。だから新規に「お助け郵便局」なるものを設置し、今までより不便になった地域にのみ郵便局と郵便屋さんを派遣する、というのはどうだろう。それが駄目なら民間の宅急便会社とかに補助金出して委託するかだな。

原子力空母寄港反対!…もずっと言ってるんですね。でもね。本当の所、世界の軍船の流れは全部原子力化の方向なのよ。なんたって給油活動を見れば分かるように、重油燃料は不便でコスト高で、その上CO2出しまくり。(^^)メンテが大変だから人件費だって原子力より余分に掛かる。軍事費を削減したいのは、実はアメリカだって他の諸国だって一緒なのだ。もはや決して逆方向には行かない。それを全部寄港禁止にしたら…日本の海域は丸裸だー。いや海自だってあるけど。大体、日本が「ダメ」と言っても、テロ支援国家が勝手に原子力空母でも開発し、領海に侵入したらどーするのだ。給油が無い分あっちは無制限に動けるのだぞ。燃料切れ起こした時点でやられるぞ。現実的に物を考えよう。…でも本当の所、核廃棄物の処理だけは新たな方法を開発して欲しいんだよな。地べたの下のどこかに埋まってる、と思うと、別に寄港地でなくたって安心できない。(- -;)最終的には世界が平和になり(^^)、各国の協力で核廃棄物を積んだ大型ロケットを打ち上げ、太陽にでもぶち込むしか完全な処理方法はないと思うんだけど。「もし核廃棄物満載のロケットが事故を起こし、地球で爆発したら」…という事を考えれば、人類に実行の勇気は無いかも知れない。

余談だが、とあるヒダカという人が取材で原潜の内部に入った番組を見た。なんと飯はビフテキでもなんでも食べ放題。明るく広く清潔な艦内。快適な環境。運動不足解消のトレーニングルームまである。全ては原子力の供給する、潤沢な電力のタマモノなのだ。あんな環境で暮らした海兵隊に「ちょっと昔の潜水艦に戻ってくれるー?」つったって、死んでも断わるに決まってる。(^^)

まあ、ただ「思いやり予算の撤廃」だけは賛成だ。(- -)いくら同盟国だからって、なんで関係ない家族までプールで泳がせねばならん。それでもアメリカには強く出られないと言うのなら…提案。この金融危機を利用し、日本はアメリカ経済の建て直しに全面協力する。その見返りに協定を日本に都合のいーように改善してもらう。今があの傲慢なアメリカの首根っこを押さえる最大のチャンスかも知れないじゃないか。頑張れニッポン。(^^)報道も、せこい国内選挙のことにばかり目をやってんじゃねーぞ。

追伸・テレ朝には、ミン○ュトーを支持しろという社命が出てる!…という噂があるそうです。うわぁ。やっぱバックはジ○ローにニッキョー○? うちはこれからテレ朝の番組は全てボイコットします。(^^)ニュースはやっぱりニ○ース7。国会はネット動画で実物を見ましょう。

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がんばれ腸捻転国会

ttp://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

↑オザワの代表質問見損ねて、ネットTVで見直しました国会中継。オザワの答弁自体は… テレビで言ってるように「質問に答えず勝手に所信表明演説」で、内容も前から言ってるやつとほぼ同じだったんだが… これが!その後が面白くてねー。(^^)国会中継には、夕方のニュースの要約では決して放送しない見所が色々ある事が分かった。やっぱりリアルを見ないとダメね。そんな訳で「面白かった所」を書いてみよう。

①一番目立ったのがアソーじゃなく、ホソダだった所。ヤジが酷くて喋れない程だったのに一歩も引かず、一番オザワが言われたくない事をぐしぐし突っ込み、オザワがいやーな顔をしてた。なんせ過去を全部知ってるから。首相が二代も投げ出したと言うが、オザワははジミントーを投げ出し、新生党を投げ出し、新進党と自由党と細川政権を投げ出し…そりゃそうだ。あと大連立とミンシュトー自体も一度投げ出してる。ジミントー首相は投げ出しても一人1回だもんな。 ②そのホソダ曰く、後期高齢者は強行採決で決めたんじゃないと。テレビ中継がある間は大暴れしてたが、実はそのあと…(ネット参照) ③何故か席にワタナベコーゾーがいなかった所。じいやは殿を置いてどこに行った。 ④ハトヤマ、「ジミントーは総裁選のお祭り騒ぎを!」という所を「ミンシュトーは総裁選のお祭り騒ぎを!」と言い間違えてた所。しかも気付いてなかった。「ガソリン値上げ隊」事件を思い出した。 ⑤そのハトヤマが、えらく演技過剰で泣かせに走ってた所。「あぁりませんか!」という口調。結局オザワに続いて質問に答えたくないので、「こぉんなにひどいジミントーには答える必要はない!」と説得するためにそうしたと見える。 ⑥アソーがすべて「年末までに筋道を付けます」「年末までに結果を」…と、年末を連発してた所。年末だってジミントー政権、という自信なのか、それとも…実は解散は年末まで伸ばすつもりかー! 事務所借りてる候補者が破産するぞ。 ⑦会議とは関係ない表彰式で、ジミントーに科学大好きの議員がいた事が初めて分かった所。この人、結核をヨガで治したと言っていた。…科学。だろうか。

オザワは財源を示したと言ってるが、後で全部論破されてた。高速道路を無料化して2兆円浮かすそうだが、この間の事故の修理費が3兆円だもんなあ。無料化したら、壊れても修理してもらえないんじゃ… あと私が思うのは子供手当て。あんなもん配ったら、子供がいないのに、もしくは死んだのに隠して、カネだけ取る奴が絶対出て来る。月2万5千は大きい。他人の子を引き取り、その子は虐待して飯も食わさず、親がカネだけ貰う悪質なケースもきっと出る。昨今の事件を見てると、出るとしか考えられない。地方に財源委譲!も、カネ貰えば地方議員はまずコンパニオン接待付きの海外旅行に出るのは疑いない。カネの配分だけで社会は変わらないと思う。それに何より、国連憲章と日米同盟がほぼ同じだって考え方は何… イラクの時みたいに、アメリカが拒否権発動して物別れになったらどっちに付く気だ? ミンシュマニフェストって、やっぱし安全保障と外交が完全に抜けてるな。どうしろとは言わないから、やっぱしハッキリはさせた方がいいと思うけど。政権担うなら。

無駄を省けば無制限におカネが出るような話をしてるが、高速代も暫定税率も廃止、保証金は配りまくる、そんなにカネモチなのかニッポン。借金はどうする。その上勢いなんだかハトが「公立高校無料化」とまで口走っていた。…日本が戦争でドバイに負けて占領されたアカツキには、きっと全て可能になると思うが。(^^)で、国会中継の後テレ東の経済番組見たら、「特別会計」って実は50億くらい!あると言っていた。特別会計は繰越金。つまりいざという時の貯金だ。特別会計廃止して全部使うって事は、いざという時の貯金がゼロになるということ。今みたいな金融危機が来ても、大災害で復興支援が必要になっても、日本は「子供たちや農家に配っちゃってビタ一文ありませーん」と、何も出来なくなるという事だ。ちなみに仮設住宅1戸あたりの費用は2~300万らしい。(1戸ですよ)…財政悪ければ、少しは貯金の切り崩しも必要だろうけど、国家が余裕ゼロでは恐くて住んでられない。

ところでまた、ジミントーは事務所費がどうのと言われてますね。(^^)財源は無制限には出ないが、過去の悪行は無制限に出て来るな。頑張って下さい。この際自分を与党と思わず、野党の心でミンシュを追求した方が精神的にラクだと思うぞ。参議院がねじれの上、与野党までねじれて逆転したら、これはもうねじれ過ぎで苦痛の「腸捻転国会」とでも呼ぶしかないのだった。早めに医者に行きましょう。(^^)

追記・私は「私は地味ですから」と言ったのがホソダ氏だと誤解してましたが、カワムラ氏でしたね。

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