三色の血の伝説。
まだ小学生だったかなー。世の中の事はもちろん、自分の事さえ良く分からん頃。ある友達が真剣な顔でこう教えてくれた。(注・in大阪弁)
友「あのな。人間の体には赤、青、白の三色の血があんねんで」
私「えー?(驚く)だって切ったら赤い血しか出ーへんやん」
友「それはちょっと切っただけやから赤やねん。青とか白は体の深いところにあんねん。だから大怪我とかして深く切ったら、こう…」オーバーアクションで自分の全身をぐわーっと掻き回す。「こーんな!こーんな!まず赤い血がぐわーっと出て! 次に青い血がぐわーっと! んで最後に白い血がドロー…」
私「(おびえる)うわー痛い痛い!やめてぇー!」
…まーこんな記憶なんだが。(^^)しばらくはほんとに大怪我したら三色の血が出ると信じていた。もちろんそんな馬鹿な血は人間の体には流れてないが、なんかホントっぽく思えたのだ。やや成長して嘘だなと気付いてからも、「彼女はなんで三色の血なんて言ったんだろう」と不思議だった。…今にして考えると、多分人体模型の血管の色を見て、そのまんまのが体内にあると思ったんじゃないかと思う。確か動脈が赤、静脈が青かなんかに塗られてるよね。白は神経か。でも床屋の三色も赤青白だし、赤血球・白血球・リンパ液のモデルなんかも三色だし、「大怪我してぐわーっと出て来る三色の血」は、今でも妙な迫力あるイメージとして記憶に残ってるのだ。
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