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2011年2月15日 (火)

○○党の花見。

これは…ほんとに単なる目撃譚で、何の展開もない話。

やまくんとうっかり結婚してから、しばらく埼玉の公団住宅で暮らしていた。やまくん唯一の特技(他にもあるわい!と言われそうだ(^^))は車の運転で、その頃は結構、休日にあちこち車で連れて行ってもらった。埼玉だと東京も近いし、結構各所へのアクセスがいいのである。今は千葉の海っぺたなので、動くのも一苦労だが。

で。とある春、水元公園に花見に出掛けた。…ちなみに水元公園は葛飾区だが、実はその頃住んでた場所のごく近所である。(と言うとどの辺りにいたか分かっちゃうね。(^^)まーいいけど)おりしも春爛漫。桜満開。川辺の広大な公園に、それはたくさんの花見客が繰り出している。場所を取り、シートを敷いて宴会をやっている人々と、それと花を眺めながら通り過ぎる人々。我々は、二人で宴会やってもしゃーないので通り抜け組である。ワイワイ楽しそうな騒ぎを見ながら歩いて行くと、明るい宴会風景の中に一箇所だけ、妙に薄暗い感じの場所があった。…何て言うか、そこだけ空気が違う。周囲とは明らかに隔絶した、静けさと寒さが漂っている。漫画で言うと、そこだけ上から「タテセン」が降りている感じ。怪談なら、急に寒くなり、いよいよそこにオバケがいる!…というシチュエーションの雰囲気。

そこにいたのは…「○○党」のノボリを上げた花見の一団だった。

この党が何党かは、せーじてき問題になると困るので絶対書かない。(^^)推察していただきたい。…花見なのだ。無論彼らもシートを敷き、飲み物や食べ物を用意してあるのだ。なのに…誰も喋ってない。全員しんとして体育座りしたまま、一団の中心を眺めている。そこでは1人の男性が、哀愁をいっぱいに漂わせ、感情込めてハーモニカを演奏している真っ最中だった。

いや別に…どんな花の見方をしたって人の自由なんだけどね。なぜハーモニカ。「うまいぞー」と声を掛ける訳でもなく、喋るわけでもなく、「真剣に聞かねばならないっ!」という顔をして、なぜ体育座り。楽しいのかそれ。…私はオバケやUFOを目撃するよりも衝撃を受けた。確かに、桜の下にはなんとかが埋まってる、という話もあるけどね。ふつーは埋まってるのは化学肥料とかミミズくらいだと思うから、別に明るくしたって桜は怒らないと思うよ。(^^;)

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