一流アナウンサーはあわてない。
テレビで、アナウンサーが言い間違や失敗をして話題になる事がある。「旧中山道を1日中やまみちと読んだ」等、有名なのは伝説になってるし、ネットに動画も上がってる場合もある。…しかし、私が目撃した「ものすごい放送事故」は、いまだネットでもどこでも取り上げられたのを見た事がない。なぜだろー。…そんな訳で、私が忘れたら消えてしまう話かも知れないからここに記録しておきます。
その当時やってたワイドショー。2時から4時くらいまでの、奥様向けの古いタイプの番組だった。総合司会はあの、スーパーなんとかくんの人である。(^^)奥様でも時事問題くらい勉強するのである。その日は中東問題を取り上げていた。ちょうどタリバンがアフガニスタンを支配して大変な騒ぎになっていた頃だ。アフガニスタンってどこにあるの?という訳で、地図のフリップが運び込まれた。それをカメラに向けて立て、解説しようと司会のKさんが地図を覗き込んだ。「えーこのタリバンが…」
しかし、地図には堂々とした文字で「タンバリン」と書かれていた。
暇なので、ぼーっとその番組を眺めていた私は…次の瞬間のた打ち回って爆笑したので、あと細かい事は覚えてないが、確かKさんはあわてなかった。「これは間違ってますね」か何か言って静かにフリップを伏せ、地図を使わず自力で解説を始めた、と思う。そして何事も無かったかのように番組は進行した。一流のアナウンサーは、このくらいの事で動揺したり爆笑したりしてはいけないんだなー、と感心した事件だった。
| 固定リンク
« クモ布の夢。 | トップページ | 卵のなれの果て… »
「珍しいものを見た」カテゴリの記事
- 淀長さんの怪談。(2011.05.01)
- 映画とシンセとアメリカの朝食(2011.04.25)
- 地震の時に来たもの(2011.03.15)
- 無敵タケノコとの出会い。(2011.03.06)
- 蝶は義理堅いのだⅠ(2011.03.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント