カテゴリー「旅行・地域」の記事

2008年6月29日 (日)

大阪強行バスツアー(^^)3

Seiyasai

(写真は、今回の同窓会特別ステージのもの。顔なんか全く判別できないので掲載を許してね。みなさんカッコ良かったっす。)

今回は禁酒!…と決めてたのに、みんなが飲んでる中一人ソフトドリンクは悲しい。(T^T)という訳で、あまり強そうでないカクテルを頼む。レッド・アイと言ってビールのトマトジュース割り。私はトマジュー大好きなので美味しかった。(それ以上はぐっと我慢)なんか、見た事も無い高級そうなおつまみを次々オーダーする友人たち… うわあ生まれて初めて「イベリコ豚」をつまんだ。こ、これが石塚さんの食ってるやつか…(←他の人間も食ってるって)私も「カラスミの大根サラダ」というのを。大根と思えない程うまいが、どの破片がカラスミなのか(^^)経験の足りない私には分からない。

子供のいる人間も、いない人間も、未婚の人間もいろいろいる。でも特にギャップは感じない。ここには人のどんな個性も認める大らかさがある。それに比べ世間には、「あのひとはこーだから」「やっぱり○○でないと」みたいな、人を分断する発想の人間がいかに多いか。人間だから相性の良い悪いはあるだろうし、人間関係がしんどい事もあるけどさ。最近のこの世の不幸は「人の価値観を認めない」思想にあるんじゃないかと思った。いいじゃんどんな人がいても。闇討ちするような犯罪者は別だけど、意見が違うくらいなら違うままでいいし、協力できる事はすればいい。そういう大らかさがないから、今の人間は自分を追い込んで行くんじゃないのか。「全く同じ考えの人間」なんてこの世にいない。一部が合致したって、全く同じになれると思うのは幻想だ。生物相で言うと、色んな生物のいる「森」なんかのサイクルは、人間の破壊がない限り頑丈である。それに比べ、ただ一種の生物で出来ている…例えば農地なんかは、常に「ただ一種の外敵のため全滅する」危険性があるという話。だから、「全く同じでないと排斥する」という最近の風潮は、私にとってはとても気持ち悪かったのだ。ネットの変な凝り固まりもご近所の陰口も。今日の同窓会のおかげで、私は本来の自分と自由を取り戻せた気がした。そしてもうそれを忘れまいと思った。ちなみに、飲み代は思った程高くなく、割り勘で一人2000円だった。(^^)このくらいだから許してね。

で。同窓会は幸せだったのだが、終わったら急にツキが消滅した感じ。また夜行バスに無事乗り込んだ、のはいいが、飲んだせいか今度は本気で眠く、始めの休憩所で寝過ごして降りられなかった。次の休憩所であたふたしてトイレに行って帰ったら、せっかく買った三冊目の単行本がない。トイレに落としたのか?と探しに行こうとしたら、休憩時間終了間際で運転手さんに睨まれた。とうとう見付からなかった。(T^T)…たどり着いた朝の東京から総武線で千葉へ。行こうとしたら修学旅行生がわんさか地下に溜まっていて、どこが乗り口か混乱。千葉駅に着いたら切符を失くしてる。やれやれ…幸せはほんと長くは続かないな。「お前なんか幸せにしてやるもんか!」という無意味なタタリは、いつもこの世のどこかにある。でも私はもう落ち込まない。光も影もあるのが人生さ。また気を引き締めて生きないと。…前からの約束で、やまくんが千葉まで迎えに来てくれる。もう体グッタリだったから助かった。

帰り、失くしたのと同じ本を近所で探したけど見付からなかった。ディックの「高い城の男」。もしどこかで見つけた…もしくは「持ってるけどもう読まない」という方がいたらご一報下さい。(^^)

(追記・「高い城の男」は、後日亭主やまくんが再び買ってくれました。<(_ _)>)

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大阪強行バスツアー(^^)2

Kyobasi_2大阪の朝。…松屋の朝定が泣くほどうまい。(T^T)パンしか齧ってなかったからなあ。着いたのが朝7時、肝心の同窓会は昼2時からである。久し振りの京橋、(かなり)昔に比べると随分綺麗になったが、一歩裏へ回ると小汚…もとい生活感のある町並みがまだまだ残っている。関東だととても嫌な感じに見えるスプレーの落書きさえ、この辺りの閉店した店のシャッターに描かれていると妙に風景に馴染む。あまり馴染んで見えるので写真撮ってしまった。 綺麗な部分を撮らなくてすいませんね。

また昼まで時間を潰さねばならない。背中も尻もギクギクいってるので、また本を買いマクド(関東で言うマック)の喫煙席に居座って時を過ごす。今度の本屋は京阪モールの紀伊国屋。京阪モールとは「♪ビルの間を電車が走る~」と一部地域では昔から有名な所。買ったのはディックの短編集。やっぱりカビの生えたハヤカワSFがいいんだ。40年以上前に描かれた未来社会が今見ると面白い。太陽系まで制覇しながら、コンピュータのデータは穴開きテープ。通信は画像やテレタイプ。それでも彼ら(の心)は宇宙を駆けていた… アイデアそのものは今でも古びてないのだぞ。何故なら電気羊とかマイノリティ・リポートとかジャンパーとか、いまだにこの辺りのSFからネタを取って映画が作られている。というか、人類のアイデアはいまだに黄金期のSFを越えられないんだね。…とか思ってたら、分厚いのに読んじゃったじゃないか!仕方なく予備にもう一冊買い、その辺をぶらぶら。

会場ロビーのソファにどっこいしょと腰を降ろす。本入りのバックパックが重い。学年となると知らない人も多いし、知ってる奴来るのかなあ…とか、こんなに持って来たけど2,3冊売れたら御の字だなあ、などと考えてるうちに大音響が鳴る。今回は、元楽器をやってたメンバーで演奏するとは言ってたが…すげープロみたい。腕は上がっても落ちてない。ドラムをやってる責任者が元気そうにゼイゼイいっている。久し振りに練習して頑張ったらしい。偉いなー。(^^)そーだ青春はこれからだ。開会前に挨拶がてら薦めてみたら、二人ウミウシ買ってくれた。ありがとう。いい前兆。…ぼちぼち人が来る。おお、結構馴染みの人達が来てるじゃないか。会場に入ると、ステーキやサーモンなどやや(^^)ゴージャスな料理が。会費もそこそこ掛かったからちゃんと食うのだ。始めの同窓会の時…好物の卵サンドが並んでて「わー卵サンド♪」とバクバク食ったら、後からロースとビーフや刺身が出て食えず泣いた記憶がある。(^^;)良く考えて食べます。でも酒は控える。あのバスツアーで今日帰らねばならんのに、ぐでんぐでんになったらハクから。

演奏がとても楽しかった。(^^)私らの年代の「ツボ」の選曲。ボーカルまで付いてるぞ。セイコにアキナにセクシャルバイオレット、私はやっぱり「雨上がりの夜空に」だー。ノリまくって一緒に歌ったが、時々1番と3番が入れ替わってて混乱したりする所が(^^)また同窓会らしくていい。…ウミウシ持ってきた事を言ったら、友人が「もっと宣伝しないと」と背中を押してくれたんで、責任者に告げてテーブルの上に本を積んだ。個人の営業だから申し訳ないし、ヒッソリやろうと思ってたのだが…でも、何のかんの途中で、そして会が終わった帰りがけを合わせると、この時点で7冊売れる。ありがとー。(T^T)うちの同窓生はいい人ばかりだ。多少そうでない例があっても、もうそう決め付ける。「いい人ばっか!」…私はその後、帰りのバスの時刻である9時までまた待ち時間になるので、2次会に参加させてもらう。外はすでに小雨。大阪は蒸し暑いので、多少濡れても苦にならない。

「英国屋」という有名な喫茶店へ。ついでにそこにいた人間が最後の3冊も買ってくれ、結果ウミウシ10冊完売。(T^T)かんどー。ありがとー。あの先生はどうしたとか、あれこれと話が弾む。みんな似たような悩みも持っている。最近の子供は打たれ弱い、私らの世代はこんなに元気なのに…みたいな話も。うちの同窓生は、みんな頭はそこそこいいのだが、能力とエネルギーを親や学校が期待する事に向けず、どーでもいい(^^)というか自分の好きな事に向けた世代。高校3年なのに全夏休みを文化祭に消費したり。そういう所が今もみんなを結びつけてるのだろう。命令された団結や、こそこそした陰口の連帯なんて長くは続かない。本人が自分の意思で、楽しく、自由に選んだ価値観や人間関係しか結局は残らないのだ。世の中がどう変わっても、「自分を失わない」という彼らの美点はそのままであって欲しい。

そのあと男性が抜け、女5人で3次会へ。こ…高給そうなパブだぁ。いいのか。ウミウシ買ってもらった身の私がこんなん入って許されるのか?  (つづく)

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大阪強行バスツアー(^^)1

あーー行って来たぞ強行軍の旅。4年ぶりの学年同窓会という事なので、千葉-大阪の長旅とはいえ、ここは一つ頑張って参加しようと思った。しかし旅費は馬鹿にならない。そこで…「前日東京からの夜行バスで大阪へ、当日参加、その日の夜に再び東京到着、千葉へ帰還」という強行スケジュールを立てた。これなら片道3,900円、宿泊費なしで済む。(^^)しかし…体力は消耗しまくる。(T^T)なんせ少しでも交通費の負担を埋めようと、ウミウシ単行本も作者直売するためバックパックに10冊詰めて背負っていったから。…始めは20冊と思ったが、そんな重量には耐えられなかった。さー、この年で自分の限界に挑戦だ。

やまくんが会社の送別会があるというので、東京出社のついでに新宿まで送ってもらう。駅までの足の問題もあるし、新宿は迷子になりやすいからね。しかし…着いたのは昼過ぎ。バスが出るのは9時過ぎだ。待ち時間の長かったこと。なんせ東京は路上でタバコ吸えないから、喫煙所を探さねばならないし。ケンタッキーをコーヒー一杯で粘り、小田急うろつき、野外ラウンジでまたコーヒー、三省堂で本を買い、ゆーーくり読んだのにすぐ終わり、吉野家で晩飯を食べ…最後にたどり着いたのは「ピース」という喫茶店。ウインドウにタバコのピースの鳩の絵が描いてある。これは…と思って覗いて聞いたら、やっぱり今時「全席喫煙」とのこと。こ、こんな良心的(^^)な店があるとは!居心地も良かったし、4時間以上の場所代と思えばコーヒー500円も高くない。

9時過ぎやって来たバスに乗車。ネットで予約、振込みで運賃先払いだから、本人確認して乗るだけでいい。しかし乗客は…20代前後の若い…しかも女の子が大半だー! 最高齢でも30代くらい。はじめ「この年で」と書いたのはそういう意味。ああ、未知の世界に来てしまった… 夜行バスと言ってもランクがあって、私が乗るのは通常シートの安いツアーだ。「らくちんシート」でも「サルーン」でもない。これで一晩は、中年では体力がもたないからどうしてもこーなるのだろう。若い子は大抵喋ってるか…ケータイやりまくっている。私の年齢まで観察はしてるまい。まあ知らん顔してよう。…バスは新宿を出発。いつまで経っても高速乗らないな…と思ってたら大阪直通でなく、東京と横浜でお客を拾ってから乗るとのこと。その間混んだ市内をグルグル走るから、揺れまくってしばらくは寝るどころではない。

東京でしばらく止まった時、飲み物も何も持ってない事に気付き、近所にあるなら買おうかと思い下車した。添乗員(おじさん(^^))の方に聞いたら「丸ビルの地下にありますよ。ちょっと遠いけど」と指差されたので走った。…見付からん。地下なんて分からん。迷って置いて行かれては一大事! と考え、諦めてすぐ取って返す。バスに帰って、「わかんないから」と告げると、今度はおじさん「じゃー東京駅のキオスクはどーですか?すぐそこ」と再び、確信のある態度で指差す。…もういいのよ。でもおじさんは毅然とゆるぎなく駅入り口を指している。この確信に勝てない!再び走り出す。地下に降りる。進んでも進んでも店なんてないか閉まってる。もうあかん、と思った時、そこにようやくキオスク…ではなくコンビニが見えた。お茶とパンをゲットして「あああ降りてきた階段どこ!」と焦りながら探し…どうにかバスに戻った。あーしんど。このツアーで一番疲れた一場面でした。

かくしてバスは無事に高速に乗る。今度こそ寝られるか(^^)とゆーと…手足も伸ばせず尻も痛く、ついでに実は先日から背中が腫れてたので背中も痛く、もはやゴーモン。ほとんど起きてた。(他の若い子達はくーすか寝ていた)2時間ごとに停車して休憩取ってくれるので、つど飛び降りてタバコを一服。はあ…真夜中だと浜名湖でも閑散としたもんねえ…などと考えつつ。バスは消灯していて全面カーテンも閉めてるので、寝る以外出来る事はないのだが、朝方ほんの少し気絶しただけでほぼ徹夜。…ぼーっとしたまま大阪・梅田の阪急三番街付近に下ろされる。ピカピカの東京と違い風景は小汚く、路上には吸殻も落ちている。ああなごむ。(T^T)懐かしや。(T^T)この生活感がいいんだ、大阪は。 (つづく)

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2008年5月 5日 (月)

それでも私の町が好き。

えー、今週うちのちーさな町の広報が色々届けられました。名は一応伏せますが千葉の田舎です。(^^)立派な、56ページもある分厚いパンフレット。「町勢要覧」だから発行しなきゃいけないものなんどろうけど。…写真綺麗だなー。こんな綺麗な町だったっけ。見開きトップの、名物の川と橋の写真は「北京か」と思うくらいボカシが掛かってます。駅の写真はうまい角度なので、プラットフォームがすごく広く見える。しかし、実はいまだにスイカが使えない。(^^)川の下流の釣りの名所…なにこの青さー! こんな青い○○川なんて見た事ねーぞ!という訳で、お見合い写真や選挙ポスターくらいの修正はあるが、まあ田舎なだけに花の名所も多いし、自然だらけだし、嘘って訳ではない。何と言っても野菜他の食品が安い。許してあげよう。

この本の最後の「財政の収支決算」によると、町の歳入が92億4500万くらい、歳出89億くらい。立派な黒字に見えるが、実は「依存財源」が51億7千万ある。依存というのは噂の地方交付税とか、国から貰ってる分ね。自主財源が40億7千万だから、つまり半分以上が国からの援助だ。(^^)これも「国が金を集めて地方に配る」というシステム自体がいけないので、収入は地方で賄えばいい、という説もある。オザワなんかは明白にそう言っている。でも、うちのように農業以外収入の目玉の無い地域は、それをやって収入が増える事はまずないと思う。今の所ゴミの収集も週2回、休日でも来てくれるし、町の合併の時、主要機関がほとんど元隣町に取られた(うちの町の方が格段に発展してなかったもんで…)以外は、そんなに行政サービスが低下したとは思ってないが。というより、元々行政サービスのいい町じゃなかったが。これで政権変わって、システム変えられたらどーなるのかと不安ではある。東京の人間は車使わなくても生きていけるし、銀行作るほど金余ってるから、(^^)国に見捨てられたらオワリかも、という感覚はないだろうな。

町内の広報ではずっと「暫定税率を維持しましょう!」と訴えていた。町の道路工事の半分がこの「道路財源の金」らしいから、切れるとオオゴトなんだろう。で、めでたく(?)ガソリン税が再開したので、おーよろこびで上記の立派な小雑誌作ったな。という感じである。実際、ここらの住民の要望は、こんな税金騒ぎなる前はほとんど「どこそこに事故が多いからカーブミラーを」「信号を」といったものが主だった。それも当然道路財源。でも、こんな状況になったから今は大変化してるかも知れない。もっとも、うちの近くは道より「まだ光通信が来ない」騒ぎの方が問題になってた。ちなみに今は「すごーく近付いた!」けど、一番ネットが欲しかった人の家の手前でケーブルは止まってる。(^^;)これはNTT財源なのでどうしようもないが。まあ、「地方がせこいレベルで道路関連の整備を必要としていた」のは本当だ。しかし「町のバス」が実質上1日2本で、しかも通勤通学時間帯を外れてて、(高齢者の病院通い使用が主らしい)しかもぐるっと大回りし、たとえば私んちから駅までの4キロの道に30分以上掛かる…とか、人間が誰も歩かない農道が広く美しく整備され、歩かないと言ってるのに延々とガードレールと歩道が伸びてる…とか、他に言いたい事はある。あと、何年か前にこっちの町まで高速の出入り口が伸びたんだけど、資料によると「1日の平均交通量3,657台」と出てる。…少なくね? 実は、その手前のインターで降りるのと比べ600円くらい高くなるんだ。所要時間の差は10~15分という事だから、相当急いでない限り人は高速代を節約する。確かに便利にはなったけど、価格設定が高過ぎて現実にはあまり役立ってない高速工事の例。何をやっても使用者の現実の行動が読めてないから、無駄でない筈のものまで無駄に見える。

千葉は「東京への道」という縦線を熱心に整備するが、町から町へという横線の整備がまるでない。だから本当に必要な場所へ行くためには、どうしても車に頼らざるを得ない。道路予算がない!と騒ぐ以前に、そもそも地域が発展するような交通ラインを把握してないんじゃないか。何十年もこんなだった地方が、国に手を離されて急に「バッチリ町民の為になる金の使い方をするようになる」だろうか。暫定税率の廃止に、地方の…町民でなく行政は多く反対した。すぐ「リケンだろう」とか言うが、うちみたいに何工事してもそんなに利益の出ない地方はそれだけじゃない。単に、「資金を有効に応用する」知恵がないから、「貰って作る」しかできない体制になっちゃってる、としか思えない。野党も、あれだけ騒いだのにどうして地方の責任者たち(ヒガシコクバルさんとか)を説得し、「廃止賛成」にさせられなかったのか。彼らが、「なるほど、暫定廃止にしてもうちの地方は大丈夫ね♪」と思えるだけの材料を出せなかっただけではないのか。何にしろ、無計画に現状維持するのも不条理だが、無計画に改革するのも危険だ。

ほんとーは、カクエーさんの時代から今まで予算取ってたんだから… もう全国の道路整備はいくらなんでも終わってなきゃおかしいんだよね。要するに「儲からない田舎の整備は、何のかんの言いながらずーーっと先延ばししていた」からこんな事になってるの。今まで本当にマジで役立つ道を作ってたら、ここまで国民の怒りは買ってない筈。いくら税収が復活しても、このままでは永遠に忘れられそうな、時空の穴みたいな地域がこの国にはまだ無数にある事も知っておいて欲しい。

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2008年5月 4日 (日)

今、一番空いてる場所

マツダが、上野国立科学博物館で「ロータリーエンジン車発売40周年展」を開催してるという。本日、値上がりしたガソリン代にもめげず上野まで行ってみた。…入れなかった。(- -;)なんか博物館、専用の駐車場がないらしく、近辺の百貨店の駐車場を利用するらしいのだが、その入り口のある細い裏通りをほぼ占拠し、ずらーっと車が並んでいる。到着が昼過ぎたのが悪かったのか。(- -;)朝一で上野へ駆けつける熱い心が必要だったのか。(- -;)…まあ何よりGWに行ったのが間違いだろう。6月までやってるからまだチャンスはある。(いつ行っても状況同じだったらどうしよう…) ところで科学博物館のHPで調べたら、どこにもサッパリこのイベントは載ってない。もっと探せば出て来るかも知れんが、基本こんなに情報が分かりにくいようでは、博物館の目玉って訳ではなさそう。…ファンがこれ以上殺到したら困るから伏せてるのかな…

ここを抜けたら上野動物園も背後に去っていく。今行っても「さようならリンリン」と記帳せねばならんし、戻ってまで行こうかという話にはならず、結局マツダのディーラーで1ヶ月点検しただけで夕刻が近付いて来た。このまま千葉に帰っては虚しいから、取り合えず「東京見物」して帰る事にする。で、向かったのが「国会議事堂」。そーいや通りすがりに風景として眺めるだけで、じっくり見た事なかったから一度見物したかったのだ。今色々とねじれたり、格闘したり税金上げたりしている国家の騒ぎの中枢だものな。「せめて壁にケリくらい入れて帰りたい」と言ったら、「警備員に連行されるからやめろ」と言われた。それはそーです。乱暴を働いてはいけません。皆さんも心を穏やかに持って下さいね。

Gijido 上野は皇居が近いので樹木が多い。ただの個人宅や旅館の庭にまで、森林のようなぶっとい木が生えている。歴史があるんだろうな。国会議事堂近辺も道が広々として眺めはよろしい。なんたって休日だ。通行車両もほとんどなく、議事堂前にも少人数の観光客がいて写真を撮ったりしてるだけ。至って平和な光景。ここでフクちゃんが歩いたり、どっか党がプラカード抱えて廊下を塞いだりしてるとはとても思えない。大きな門の前から見ると、そこは何より「学校」に似ていた。朝になると車で(多分大半は(^^))通学し、一日中ホームルームやったりサボったりし、夕方帰って行く学生か。あまりにフケ過ぎてるのと、多過ぎる学費を税金から貰えるという点がだいぶ違うが。で、近くで見て初めて発見したんだけど、広い門の右側には「参」「議」「院」という文字プレートが貼ってある。左側には「衆」「議」「院」の文字が。するってーと参議院議員は門の右から、衆議院議員は左から入るのかな。でも、入ったらおーきな同じ前庭に出るだけで、別に道が二つ付いてる訳じゃない。どっちから入っても結局同じ場所で混じるのに、中ではねじれて分断する衆議院と参議院てやっぱ変。(^^)ちなみに「国会議事堂」という統一タイトルのプレートは何故かどこにも見当たらなかった。私が見落としたのかも知れないが、もし無いならこの際貼ってみたらどうだろう。両党が一致協力できない原因はこれかも知れないぞ。大きく貼れば少しはまとまるかも知れない。

という訳で、本日はさしたる楽しいイベントもないまま家に帰りました。東京でたった一つ、いまだ131円のガソリンスタンドを見た、とドライバーのやまくんが主張したのだが… 帰りがけに見たら167円になってたから幻覚だったのかも知れない。

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2008年4月29日 (火)

最後の格安ドライブ

2008 これが最後の…ガソリンの安い休日(^^;)、という訳で本日屏風ヶ浦まで行って来ました。ぜーきんの事ばかり考えていては幸せは来ないからー。いい天気、暖かく風も穏やかないい1日。しばらく嫌な事は忘れてゴー。

やまくんの運転する8に乗り、まずガソリンスタンドへ。うわーほんとに並んでる。近所のガソリンスタンドは本日ポイント2倍の上5円引き。そらもー何が何でも並ぶ。後悔はないのだ。「満タン」…いい響きだなあ。8もたっぷりゴハンを貰い、快調に銚子方面へ。屏風ヶ浦や銚子は千葉県民になってから何度か訪れたが、今日はその中でも最高の季節、天候。雲一つない。オープンカーも結構走っている。

海辺へ付くと、漁港なので潮の匂いというより魚の匂いがする。以前来た時より子供向けの公園なんかが整備され、風景が綺麗になっている。既にウエットスーツを干している車も。まあ千葉は冬場でもサーファーいるけどね。展望台に登ると、パラグライダーが幾つも飛んでるのが見える。少し霞はかかってるが、空は青く海も青い。波は穏やか。見渡す限り水平線、上も下も遮る物のない青。この眺めと比べると、どんな場所も狭く見えるものな。特に娯楽施設も何も無いが、そんな物は必要ないのだ。必要な人はディズニーなんたらへ行けば良い。まず屋台のタコヤキを食べ(^^)、散歩の後私はソフトクリーム、やまくんは隠れた名物「鴨串」を食べる。鴨肉とネギなどの野菜の小さな串カツ。250円で4本、つまんだら結構うまい。

浜辺へ降りて波打ち際へいくと、かつて美味しそうだったに違いない(^^)貝殻が転がり、日の光で石英粒がキラキラとフラッシュする。連休前半のせいかまだ人も少なく、10人以下くらいの貸切状態。あまり気持ちがいいので、屏風ヶ浦の絶壁の下にある石の通路を歩いてみる。…どんどん歩く。たまに釣り客がいるだけ。このまま果てしなく歩いて行きたい衝動に駆られたが、それやると果てしなく戻らねばならなくなるので、仕方なく途中で引き返す。もっと歩いたら犬吠埼に着く筈だ。

帰りがけ、以前から目を付けていた「かんぽの宿」に寄る事にした。ここの湯は日帰り入浴でも使えるのだ。リゾートホテルみたいで大変綺麗な施設。入り口に行った客がみんな引き返す、と思ってプレートを見たら、なんと5時から9時までは半額と書いてある。大人1000円が500円に。5時まであと10分、そりゃ待ちます。…待ってから気持ち良く半額で入場する。みんな待ってたらしく続々と人が来る。地元では銭湯代わりに愛用されてる感じ。5時では日帰り観光客の方は中々使い難いだろうから、これも地元の特権というやつだな。(ちなみに、5月の連休に入ると半額割引はなくなるらしい。いい時に来ました(^^))飛び込みで入ったのでタオルも何も無いから、自販機で200円タオルを買う。バスタオルもフロントで貸してくれるらしいが、こっちも200円くらいだからタオルだけにする。なに、良く絞って拭いたら一つで間に合うんだこんなもな。

湯殿に入ると…うわー!いっぱい楽しいフロがある。①水深1mの綺麗な円形ジェットバス。手摺型と座席型があり、ボタンを押すとジェット泡ブクブクでマッサージ。1mだから子供は入らない。大人の楽しみ(^^) ②寝湯。ちょっと「ポンプが壊れてます」とかで温度が上がってなかったが、ぬるいなりに入れた。③普通の湯船。 ④ジェットバスより噴射の柔らかい円形泡風呂。…安らぐ。居付きそう。 ⑤打たせ湯。これもボタンで湯が落ちて来る。すんごく勢いがあるので本格的に按摩。 ⑥円形シャワー。丸いパイプに取り囲まれてボタンを押すと周囲からシャワーっと湯が。 ⑥アロマバス。ラベンダーの香り。 ⑦当然露天風呂。海は見えない。海から覗かれても困りますが。…という訳で各種のフロを堪能しましたー。幾つかの湯船の湯は黄色や茶色の色が付いている。温泉じゃないから多分入浴剤だと思うが、効能は分からない。子供が親の止めるのも聞かず舐めてみて「しょっぺー」と言ってたので、何か入ってるのは確かだ。500円でこんだけ楽しんでは申し訳ないくらいだ。

風呂から上がってやまくんと合流、ここで夕食も食べていく事にした。食堂は温泉宿によくある舞台付きの大広間。やまくんはサラダうどん、私は誘惑に勝てなくて「イワシ天丼」を頼んだ。945円だからちょっと高いかな、でも観光地価格よね…と思ってたら、出て来たのは「イワシ天が大き過ぎて蓋が閉まらない」くらいの立派な丼だった。イワシてんぷらがでかい!新鮮で臭みも無く身が厚い。地場物だもんな。あと味噌汁(やまくんが飲んで「貝でダシ取ってる」と言った)、香の物、もずくまで付いている。高くなかったです。すいません。

そんなこんなで、近場で格安なのに温泉リゾートへ行ったような幸せな1日でした。(^^)高速も使ってないし、ガソリン代除けば タコヤキ350円+ソフトクリーム250円+鴨串250円+入浴料2人で1000円+タオル2人分400円+サラダうどん650円+イワシ丼945円…2人で食って遊んで3845円!?うわー安。観光地近辺に住んでると生活は不便な事もあるが、その分幸せもあるものね。郵政が民営化した時、「かんぽの宿」も閉鎖、という話もあったそうだが、これだけ利用されてれば民間経営としてもちゃんと成り立ってるだろう。もし民営化してなかったら、今頃どっかのニュースキャスターが鬼のような顔で「無用なハコモノ!」とか攻撃してたんだろうな。良かったねー民営化しておいて。また来るから、これからも頑張ってくれかんぽの湯。

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2007年5月26日 (土)

バラ園のこと

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本日、用事のついでに東金レイクサイドバラ園へ行って来た。テレビで紹介される程ではなかも知れないが、地方の施設にしては結構見応えがあるのだ。(サイトによると3200株)バラは今が見頃の始まり。うちの庭のピンクのバラも全開で頑張っているので、そろそろかなと思って足を運んだのである。自分の家にあると、花の見頃バロメーターになるので便利。(^^) なかなか良く咲いてました。6月くらいまでは見られる筈。ここにはプリンセス・ミチコがある。あと、青バラ(と言っても薄紫だけど)のブルームーンとか。有名人の名前を付けたバラってのも結構あるのね。ここには「シャルル・ドゴール」とか「カトリーヌ・ドヌーブ」「クリスチャン・ディオール」なんてのがあって、ドヌーブはともかく、ドゴール=バラという飛躍には一瞬頭が付いていかなかった。花の新種が作られると、こういう風に人名を付ける事がよくあるが、何を基準に人選するんだろう? まあ王族とか世界的スターとか、「超有名」クラスでないと付かないとは思うんだが。(^^)

初めて知ったんだけど、バースディローズという誕生月のバラがあるらしい。それぞれ別の花言葉もちゃんとある。ここにはコーナーが作ってあって全種類見られるのだ。見られるのは楽しいのだが、この「花言葉」も誰が、何を根拠に考えるんだろう。とか考え込んだ。その生まれ月の人はそういう性格、という意味なら(私なんか「高貴・純愛」だー。(^^)キャラに合わないと怒られそうだ)根拠は四柱推命なのだろうか?でも西洋で付けてそうな気がするしな。関係ないけど、「誕生石」といって生まれ月の宝石も決められてるが、あれ、生まれ月によって値段に差が有り過ぎな気がしませんか。もらうなら、ダイヤモンドの4月生まれの人ばっか得をするじゃーないか。

Norabara_4 うちの庭にはバラがある。品種はよく分からないし、たった一株だけだ。その上、家主に体力と根性がないので、このバラ園のようにメンテしてやる訳でもなく、ほったらかしである。なのに…いつの間にかすごく生い茂り、多くの花を付けてバラ垣のようになり始めている。うちでは野バラならぬ「野良バラ」と呼んでいる。ほったらかされても強く生きろと言われているようで、いつも励まされるのだった。でも元気良すぎてトゲが物凄いの(^^;)。その上ツル性でなく、直立してビンビン伸びるので、無理矢理捻じ曲げて柵にからませないと危なくてしょーがない。でも、なるべくならそのまんま、気持ち良く野生のバラにしておいてやりたいのだった。ある意味自分を見るようだから。バラのように美しいかどうかは別としてね。(^^)

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2005年12月23日 (金)

コーミソース発見

komi えー… またしばらくブログが滞ってましたが。←コレの写真を中々撮ってもらえなかったもので。(注・写真は同居人任せ)んで、これは何か?というと。ごく一部で噂になった、名古屋限定・コーミソースである。

まあ、話せば長い事ながら… 日曜日のTBSラジオで、「伊集院光の日曜日の秘密基地」とゆー番組をやってまして。失われた記憶を掘り返す、という「記憶の穴」というコーナーがあるのです。そこで話題になったのが、昔やっていた「値段は高いが、いー味です」というソースのCM。何というソースか?と番組で情報を集めた所、名古屋にあるソース会社「コーミ」のソースらしい、という事が判明した。CMは関東では流さなくなったけど、今でも名古屋ではメジャーらしい。で、番組内で伊集院さんが試食して…えらい絶賛されていたので、これは一度食べてみたい!と思ったのね。

折り良く、同居人が何度か名古屋に出張になったので、買ってきてもらったのが写真の物件。とゆー訳だ。そう、少し減っている… 食う前にブログに載せたかったのだが少し使ってしまった… で、味は! 「値段は高い」とまで断言しても買ってくれる、という、名古屋の自信と誇りに満ち溢れたその風味は! …やや薄めのおたふくソースかな(^^)。(わーすいません関西人なもので)という感じだった。確かに、よくあるソースの味とは少し違うが、おたふく慣れした人間に違和感はなかった。ツンとくる感じがないので食べやすい。でも食べ易いのでつい、掛け過ぎるのが難だな。名古屋には「ミソかつ」と「ういろう」しか無い訳ではないのである。色々と変わった物がある土地柄なのだ。ちなみに私は世代柄、名古屋と言えば「インベーダー」が浮かんでしまうのだが。

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2005年10月27日 (木)

千葉の時代かも知れない

大阪出身で千葉在住。阪○を応援していたのに、日本シリーズがあんな事になってしまって…(T^T) どーしていいやら分からない。せめて、がっぷり四つに組んだ勝負をしてくれれば… いや、もう過ぎた事。やっぱり地元千葉おめでとう!とか言ってみよう。

cyosi1 先日、久し振りに銚子までドライブさせていただいた。写真は携帯のものなのでこれ以上クリアにはならないが、どーです広いでしょう。とにかく千葉には、地平線と大空だけ!という風景が大変多い。せせこましい関西で育った人間にとっては、途方に暮れるような距離感がある。学生も通学に結構な距離を移動するから、体力は付くんじゃないかな。写真の風景の先には、絶壁「屏風ヶ浦」があるし、太平洋の向こうはアメリカだ。(ちょっと遠い?)こういうスケールの大きさは、関西も少し見習って欲しい気がする。

マリーンズの選手がゲスト出演した番組で、キャスターが「千葉と言えばピーナッツですが」とか言ってらしたが、どうしてピーナッツしか世に広まってないんだろう? うちの近辺の畑なんかはトウモロコシネギが主体で、ピーナッツ畑は一つもない。それに、おみやげの名産によく使われているのは、実は「ビワ」なんである。びわゼリーにびわまんじゅうにびわケーキ。それが売れ筋らしい。あとは名物「ぬれせん」とか。(しっとりした煎餅)当然漁港もあるし、銚子は醤油の産地だから、魚取ったそばから刺身三昧? 豚も沢山飼われている。ほんと、食に恵まれた土地だと思う。

銚子の犬吠埼には「地球が丸く見える丘展望台」がある。そう、登ればあたりは180度を通り越し、270度くらいはひたすら空。残りは水平線。と、漁港の風景。ちゃんとカメラ持って行けば良かった… ここで風に吹かれていると、俗世の悲しみは消えていくのだ。そうやって○神ボロマケの悲しみを私は忘れた。忘れたら… その後も負けよった…

cyosi3 ご迷惑になると困るので名と場所は書かないが、とある地元のお店に入って「天ぷらそば」を注文した。蕎麦屋ではないし、よくある天そばが出て来るだけだろう…と思ったら大間違い。奥でジュウジュウと「天ぷらを揚げる音」が響き始めたじゃーないか。(わ…わざわざ揚げてる?)そして出て来た蕎麦がこの「鍋焼き天そば」だ。…大びっくり。うまい。エビが!えらく身に密度があって、蕎麦を食い終えるまで無くならない。かじっても減らないのだ。確かに千葉には「底の抜けたような気前良さ」がある。落ち込みたくても、落ち込むための暗い穴がないような気がする。癒されたんだか傷心したんだか、良く分からなかったこの日本シリーズでした。

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