国家に友情はないそうだ
日高義樹ワシントン・リポートを見た。…半分寝た。(- -;)この番組、英語で会話して、バイリンガルを付けてくれないからしっかり字幕を読まねばならないのである。途中でちょっと飽きてしまうのである。…で、また起きて見たんだが、最後のまとめが終わる前に用事で外出した。だから「しっかり見た」とも言えないのだが… なんか超絶アメ○カに腹立ちました。一口に言うと、「別に北○鮮がアメリカに攻めて来る訳じゃないから、拉致問題なんてどーでもいいもん」というのが、今のア○リカの完全な結論らしい。「悪のすーじく」とか言っておきながら、そこまで悪でなかった(つまり核持ってない)イラクをぐちゃぐちゃにし、そのケツも拭けない状況のくせに。でも、どうも始めからイラクしかやる気はなかったようだ。親ブッシュの遺恨か利権か知らんが。本当の所は「固いのとまずいのはやめて、腹見せてる美味しそうな獲物に食いついた」という感じだろうか。同盟国の日本は、えらい困難を抱えながら自衛隊を協力させたというのに、日本が北の脅威で苦しんでも助けない。で、言う事は「勝手に軍事力増強して自分を守ればぁ? あーでも、当然米軍にはもっと協力してね」…どーいう了見だ、くらぁ。中国は資本力と物資があるから大事、北はそれなりに闇に精通してそうだから利用価値がある、でも日本なんて「単なる基地の島」以外特にメリットはないという事か。「日本人は長年の友情を裏切られたと感じています」と日高さんが切り込んだら、「国家間に友情はない、あるのは国益だけだ」と堂々と返してましたから、多分そういう意味でしょう。日本もいつまでこんな国のポチやってるのだろう。私にはもう彼らが味方とは思えない。
だからって、日本が軍事力増強するなんてのは、明らかに策にはまった破滅の道だ。彼らは「日本が核を持つのは止められない、しかし賛成するとは言ってない」という明らかに自分においしいスタンスを取った。うっかり乗せられて軍備を増強してみろ。周囲の危ない国家全てが完全に敵に回る。そして○メリカは「対話路線」とか言いながらその周囲と関係を深め、建前だけの同盟国である島国は孤立して逆らえなくなる、という算段。敗戦国、小国、そして世界に信頼されてない国の悲しさ。大戦が終わった後の外交戦略でも、この国は負けっぱなし。戦後、この国は何かというと体制がゆらぎ、国民の意思もまとまって来なかった。「国を守る」というとすぐ戦争するのかと誤解し、ヒステリックになって口論を始めた。まとまらない大部隊は、少数の精鋭部隊にだって負けるのだ。戦争以外の方法で「国を守る」という、当たり前の事が何故考えられないのかと思う。国とは国民と国土である。生活である。政府ではない。国民主権なら、政府や国家機関は国民が税金で「雇ってあげている」平社員に過ぎない。国家の運営の責任は、「社長」「オーナー」である国民にあるんだ。
日本でも、もっと小さいレベルでそんな事件が多発している。問題が起きる。社長や責任者がしぶしぶ謝る。辞める。で、後はどうするの。彼らには責任はあっても責任能力があまりない。事態の解決には別の誰かが動かねばならない。でも…この国がどうにかなってもほんと、誰も助けてくれないんだからね。人の悪口言うだけの人間より、現実に黙々と問題を解決するため現場で働いている人間を大切にし、評価してくれ。そういう人間は必ずいる。目立たないだけで。
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